Mさんとのレストランランチから
数日後のある日だった。
普段のルーティン。
夕食を食べたら、C君が風呂の準備。


「お湯はりします♪」
給湯器から明るい声のアナウンスが聞こえた。

30分ほどして、
「お風呂ができました♪」
このアナウンスがない事に気がついた。
普段なら15分くらいでお風呂ができるのに…


ん?あれ?私が聞いてなかっただけかな?
と、思い…給湯器のパネルを見ると、
点灯していたはずの電源が消えていた。


『もうっ、なんだよ。
 お湯はりできてなかったのかよー
 C君にしては珍しいミスだな…』
私はブツブツ言いながら
もう一度“お湯はり”ボタンを押した。

「ごめんなさい。ちゃんと押したのにな…」
そう言って、C君が謝ってきた。
「大丈夫!今度はママがやったからね♡」
なんて、つい可愛がって答えてしまう私(笑)


そして、また10分くらい経ち、
給湯器のパネルを見ると電源が消えていた!

は〜?何でだよッ?

お風呂場に行くと、
お湯が風呂釜の途中まで溜まっている。
が、、、止まった。

壊れたのか?
壊れる寸前なのか?


おかしい。
明らかにおかしい。
よく見ると数字が点滅していた。
エラーコードらしい。

検索してみると
“給湯点火不良”とあった。


・・・マジか。






これはマズイぞ!

修理か?交換か?
まぁいい。
とにかく今日、お風呂どうしよう!

オロオロしながらも、
私は風呂屋に行く支度を始めた。

「C君!お風呂に行くよ!!」
C君はキョトンとしている。
「給湯器が壊れちゃったから
 今からスーパー銭湯に行くよ!」
そう言って、2人で出かける事になったのだ。


でも、私には嬉しい♡
ジャグジーやら、炭酸泉とか、
毎晩楽しめるのだから(笑)

イェーイ!

たっぷり浸かって、C君と合流。

「さー、帰ろうか?」
私がそう言うと、C君がポツリと言った。
「これ、毎日続くの?
 僕…パパが一緒じゃないと嫌だな…
 お風呂、パパと入りたい…」


な、なんと。
パパと一緒が良い!?
アイツ〰、C君を何で釣ったんだ!?

チックショー。

「C君、アイス食べる(笑)?」


こんなやり方は卑怯だよな……
と、思いつつ…
「ジュースも飲む♡?」
なんて、更にオーダーする私だった(笑)