我が家に流行り病がやってきたのは、
昨年の年末だった。

Mさんから感染し、濃厚接触者の私も感染。
そして、とうとうC君にも感染。


部屋でグッタリしていたC君を
私の部屋に連れてきて、
看病することにしたのだ。


久々の親子のベッド。

イヒヒ(笑)

私はここぞとばかり、C君に寄り添っていた。


我が子が熱で苦しんでいるのに、
やたらとスキンシップをする私。
水枕を取り替えるタイミングにハグしたり。
熱を測る為に額に手を当てて、
やたらと触りまくってみたり。
ある意味、変態(笑)


「ママ…気持ち悪い。」
C君が小さな声で言った。
「え?吐きそう?」
びっくりした私が驚きながら言うと、
「ママ…近いんだよ。
 ベタベタ触るし。キモイ…」


がーん。

キモイ…
それ、立ち直れないんですが。


6年生だからね、もう母親はキモイのか。





C君が一番、発熱期間が長かった。
40℃の熱が続き、発熱外来へ電話しても
混み合っているせいか、受け入れてもらえず
市販薬を勧められた。

毎日電話して、ようやく受け入れてくれて、
検査と診察ができた。

良かった。
これで薬も貰える。


と、思ったら…
まさかの、葛根湯。

いやー、子供にはどうだろう。

でも医師が言うには
コロナには葛根湯が良いらしいのだ。


頑張れ、頑張れ。
そう言って漢方薬を飲ませた。

「ウゲー、まずい!!」

確かに(笑)



何回か服用して、C君も回復した。


私はC君に
「元気になって良かったね!」
と、話しかけると、
「良くねーよ。」
と、ふてくされて答えてきた。

え?何?何?なんで怒ってる?

「結局、冬休みは寝て終わった!
 俺はコロナになって、
 1週間学校を休みたかったのにー!
 冬休みに感染するなんてさっ」

なんとまぁ、子供らしい怒りだこと(笑)
6年ぶりに熱を出したかと思ったら冬休みで、
療養期間もピッタリ冬休みで収まった。
しかも、家庭内感染と来たら
Mさんに文句も言いたくなるよなー。

「6年間、ズル休みもしないで登校して
 きっと神様が学校を休ませないように
 してくれたんだよ♪
 神様に救われたねー!」
なんて、子供騙しを言ってみるが、
C君はあっさりと言った。
「ママ、やめて。神様…なんて。
 無いから、そういうの。」


塩対応な息子。
男の子はそんなものか??