12月末。
有休を取得して、早めに年末休みに入った。

大掃除をしたかったし、
買い物もしたかったのだ。


予定を決めて、C君と一緒に大掃除!

1日目は頑張って、外の倉庫を整理。
「ママ、これは捨てる?」
「うん、捨てる、捨てる!」

ほとんどMさんのガラクタ。
全部捨てちゃえ(笑)
ついでに庭の掃除もしよう。

外はキレイになった。
「初日はこれくらいにしよう!
 また明日があるからね。」
「分かった!僕もまた明日頑張るよ!」
そう言って、親子の大掃除大会?の
初日は終わった。





翌朝。

「Aちゃん、なんか体調悪くて…」
Mさんがベッドの中でもがいていた。

えー。
……確か、2日前から喉が痛いって言ってた!
マズイ!

私は急いでベッドから出て、マスクを付けた。
Mさんの熱を測ると、37.8℃。

とうとう?
取り敢えず、検査キット!
・・・陰性。

念の為だ!
すぐに和室へMさんを非難させて隔離開始。


病院…行かせないとな。
でも年末で病院がやってない。
電話しても通話中で、どこも繋がらない。
困った。
幸い、熱もまだ高くはない。
明日なら発熱外来がありそうだ。
明日まで様子をみようと決めた。


あー、予定が狂ったな。
今日は和室を掃除するつもりだったのに…
お天気も良いし、今日はカーテンを洗うか!
全部の部屋のカーテンを次から次へと外し
順番に洗濯した。
洗濯機は休む暇なく回され、
きっと「限界だよー」と言っていたかな。


窓を拭き、洗ったカーテンは
レースはそのまま窓に吊るして、
厚いカーテンだけは外に干した。

「へー、カーテンって
 すぐに窓にセットしちゃうんだー。」
C君が珍しそうに言ってきた。
「だって、薄いカーテンはすぐに乾くし、
 乾燥してるからちょうど良いしね!」

興味で色々聞いてくる。
来年の大掃除はC君が活躍するかな(笑)?


夜になってMさんの病状が悪くなった。
「ママ、パパが呼んでる。」
襖の隙間から和室を覗き込みながら
C君が私に伝えてきた。


え?ちょっと、自分の側にC君を呼ぶなよー。


「C君、パパの部屋に入ったらダメだよ。」


全く、とんでもない父親だ。
感染しているかもしれないのに、
マスクもしないで、私達を近づかせるなんて!

医療用のビニール手袋をして、
マスクをして、Mさんを見ると、
かなり苦しそうだ。
熱を測ると、40℃を超えた。


すぐに水枕を交換して、
冷たいタオルで冷やした。

もう、これは…来たな。

例のね。



「コンッ、コンッ…」
あれ?私も咳が出てきた…かも。