第二回期日の日。

やっぱり朝から気になって、
そわそわする私。

普通に、普通に、仕事して、
何度も、何度も、スマホ見て、
メールが来ない事に、またそわそわ。



定時になり退社し、
帰りにスーパーに寄って買い物をした。
ちょっと贅沢に焼肉にしようかな。
とは言っても、半額シールの付いた肉(笑)

さぁ、家に帰ろう!と、
買い物袋を車に詰め込んだ時、
メールの着信音が聞こえて来た。

見てみると、弁護士事務所からだった。
あー、タイミング悪い!
見たいけど、ちょっとゆっくり後でにしよう。
私は車を走らせ帰宅した。



夕食を作り、食事を済ませてから
やっとメールを確認した。
いつものように添付ファイルがあった。
裁判期日報告書だ。

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裁判官は
双方の話し合いで解決は可能かと述べる。

相手方は、
被告の責任が発生する案件と認識している。
傷害の方は認めない。
話し合いの解決を望む。

当方は、
原告本人の被害感情は相当強いので、
判決に近い金額でないと和解は難しいと
思っている。
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などという話し合いだったようだ。

あちらは、
不貞行為だけは認めて慰謝料を払うと。
こちらは、
高い慰謝料で和解しようと頑張る。


・・・違うんだよ。
そうじゃないんだよな…

なんだろう…
確かに、お金で解決するんだけど…
お金は無いより有った方が良いけど…
でも、違うんだよ。


お金では変えられないモノ…

間違った事をしたと理解して欲しいし、
愚かな事をしたと、反省して欲しい。
過ちだったと、気づいて欲しいし、
それらの気持ちを含んだ『誠意』を持って
心から詫びて欲しい。

とは言え、直接対決が出来るわけではない。
それが代理人を立てるという意味なのだ。
だから“慰謝料”なんだよね。


分かってる。
分かってる…けど、違うんだよ。