母ちゃんがガンのステージ4

なってたとき



余命より長生きしてくれたし

親父と年甲斐もなく

プチ旅行デートや映画デート

したりガンが転移後も

弱音はきながらも

笑顔で闘っていた。


最後の最期まで僕と弟妹と親父の心配

ばかりしていた。


あの時


病院のベットでたくさん管が繋がれて

細く小さいなった

手を握ったら凄く軽かった。


命が萎んで消える時って命の重さって

軽くなっていくんだ。


母ちゃんが笑い泣きしながら

みんな仲良くね。

あぁ、

死ぬのはやだなぁ


って言ってたのが

ずっと頭から離れない。


それ以来、神頼みはあきらめた。

たぶん神様がいたら

僕はそいつを殴ってしまうだろう。

どうしよもないと頭でわかってて

もまだ心は許せない。


俺が代わってやれれば

俺が成る運命なら

そんなもんに負けないのに。

口惜しい。


命が

消える瞬間はスッと

重さがなくなるんだよ。



命の重みを考えた瞬間

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する