親父が消防団員で
雨でも休日大会練習してた。
子供の僕は
一緒にいたくて雨の中
消防車で町内を走る親父
を
ずぶ濡れになりながら必死で
追いかけた。
泣きながら追いかけた。
追いつけるはずもないけど
何処か遠くにいってしまうって
気持ちになって追いかけた。
毎晩
親父酔って深夜に帰ってくる。
母ちゃんはキレて
普段吸わないハズのタバコに火をつけて
大きく吸って煙を換気扇に流す。
玄関の扉の外で親父が震えながら
扉を強く叩いている。
母の怒りの理解と父への感情
で
眠れない僕は
複雑ない気持ちで扉を開ける。
真っ赤な顔の酒臭い親父
の泣きそう顔が微笑んでいた。
地域住民のために
この地に根をはるために
深夜の飲み会で親交
を
深めるのは今の僕は理解出来る。
でも
同じ事は出来ないと思ってる。
やり方が嫌いだから
理解は出来る
残している者をどんな建前でも裏切る
事に繋げるから
だからあんま消防車好きじゃないんだ♪
消防団は
立派な事だと思うけど
大人になっても好きには
なれんもんだね^ ^
残念ながら