みなさま、こんにちは!
2023年の日本シリーズは4勝3敗で阪神タイガースの日本一が決定いたしました。おめでとうございます!
しかし近年でも非常に競った面白いシリーズだったのではないのでしょうか?正直どちらが勝っても不思議ではなかったと思いますし、下馬評でも評価は2分していたように思います。それほど両者とも拮抗した実力だったといえます。
ここからはまた素人の思うところとしてご容赦ください!
オリックスとしてはやはり「甲子園の魔物」にやられた感もあります。3戦目は勝利したものの前半の楽勝ムードから1点差に追い上げられてやっと逃げ切った感じでした。4戦目のサヨナラ負け、5戦目の8回の逆転負けなど嫌な展開となりました。たらればですが4戦目か5戦目、特に5戦目に逃げきれていれば勝っていたわけでここらが見えないポイントになった気がします。つまり「阪神ファンが勝たせた」シリーズなのかもしれません。
今年の阪神はいわゆる固定メンバーでの戦いでそれまでとは180度変えました。ペナントレースはこの方がチームが安定して戦えます。しかし短期決戦の場合は過去の例を見ても調子のよい選手に変えて臨むケースが多いようです。固定メンバーの場合不調になると「逆シリーズ男」になりかねない事があり、首脳陣も頭を悩ませながら戦うようです。しかし今年の阪神は日本シリーズでも先発メンバーを変えず(DHと打順の入れ替えは行ったが)7戦まで貫き通したのは岡田監督の信念を感じさせます。(怪我などでなければ)調子が悪くとも敢えて使う事で今年だけでなく来年以降の糧とさせるつもりだったのでしょうか?ともすれば佐藤選手などはシリーズ中は打撃も奮わず守備でもエラーがあり下手すると「逆シリーズ男」になる可能性もありました。それをあえてスタメンで使い続けたのは佐藤選手のメンタルの強さを考慮の上、経験値を上げる事を優先させたのではないのでしょうか?もしそうだとすると岡田監督は来年以降のチーム構成を見据えているわけであり阪神の強さも今回はしばらく続く可能性が高いと思います。前にも書きましたが現在の阪神のスタメンはほとんどが中堅層(20歳代中~後半)なのでこのまま底上げすればしばらくは強いチームとして戦えます。あとは数年後に向けて今のうちに若手を鍛えて徐々にレギュラーを入れ替えられればチームとしては最高の流れでしょう。今回は「強いタイガース」の持続に期待できそうです。
敗れたオリックスですが実際は「あと一歩」だったと思います。オリックスの黄金自体はまだ継続できると思いますのでこの悔しさをバネに来年以降も頑張ってほしいですね!気がかりなのは山本由伸投手のポスティングや山崎投手のFAなどで主力選手が退団する可能性がある事です。しかしここ2~3年はこういうケースも考慮してドラフトやFA・トレードによる補強、代わりになる若手の育成をしっかり行っている感があるのでこちらも大丈夫ではないでしょうか?(現に去年の吉田正尚選手の抜けた穴も感じさせず独走で優勝しましたので)
只、阪神もオリックスも来年は他のチームがさらに叩きにかかってきますのでどうなりますか?今から来年のシーズンが楽しみですね!(終わったばかりなのに・・・笑)
記録こぼれ話
☆阪神タイガースの日本一は1985年以来38年ぶり2回目。
ちなみに前回は吉田義男監督でした。
阪神の監督は苗字に”田”が付く人がいいのかも・・・?!(結構いそうだけど)
さらに前回の日本一の後に日本はバブル経済に突入しました。
今回はそこまで贅沢は言いませんので生活が楽になるくらいの
好景気が来ることを期待いたします。(笑)
☆岡田監督は監督復帰1年目で日本一となりました。
これは1989年の藤田監督(巨人)以来34年ぶりの快挙です。
☆今年の日本シリーズは昨年同様7戦まで行きました。
但し昨年は1つ引き分けがあったのでオリックスの4勝2敗(1分)でした。
4勝3敗の戦績になったのは2013年の星野監督時代の楽天(相手は巨人)
以来10年ぶりでした。
↑スポニチより