みなさま、こんにちは。最近野球ネタで連続投稿が続いております。だって素晴らしいニュースが次々入ってくるんですから・・・。書かざるを得ません!(笑)

 

MLBです。ご存じの通り、本日の試合でエンジェルス大谷投手が先発で登板し、5回を投げて規定投球回数を達成いたしました。

打者としての規定打席数は既に達成しておりますので、史上初の「規定打席数および規定投球回数の同時達成」となりました!

これは正直言って従来までは達成はほぼ不可能だと思われておりました。基本投手と打者(野手)を両立させる「二刀流」という発想がほぼありませんでした。特に近代ではその傾向が顕著でした。打撃の良い投手はいましたが、それでも(野手の)レギュラーとしての試合出場は、ある種のタブーとされていた感もあり実現がありませんでした。

 

その中での大谷選手の出現は驚きでした。当初は二刀流に否定的な意見も多かったのですが、いざプレーを見るとファンも驚愕し、今では完全に認められたプレイヤーとなりました。これは投手と打者両方を行うこと自体もすごい事なのに成績もトップクラスともなればまさに脅威的でしょう!投手10勝&打者二桁本塁打に関しても今年達成しましたが、これも100年以上前のベーブ・ルースまで遡る記録なのです。脅威ですね!

 

ところで今回のダブル規定到達とはどれほどすごい事なのでしょうか?

野球の個人成績において投手では規定投球回数達成、打者では規定打席数到達がレギュラープレイヤーの証といえます。

2022年のMLBにおいては規定投球回数は162回(=チーム年間試合数)、規定打席数は502打席(=チーム年間試合数×3.1)となっております。

規定打席は1試合に5打席立ったとしても101試合以上の出場が必要となります。ここでは6割以上のフル出場が必要なわけです。

規定投球回数は先発で1試合6イニング投げたとしても27試合以上投げる事が必要です。この場合チーム6試合に1度投げる計算となりますので、中5日以下でローテーションをこなす必要があるのです。

つまりこの両方を達成するには、ほぼ毎試合をフルに近い内容で出場することになり、相当な体力を要するわけです。練習も投手と野手の両方の練習をする必要があるので、単純に他の選手の倍以上の質・量の練習をすることになります。

これを大谷選手はやり遂げてしまったのです。しかもトップクラスの成績まで残して。ですのでみんなから称賛されているという事ですね~。

 

今後、この記録が(他の選手で)出てくることは非常に困難といわれております。それだけ大変な事なのです。

でも大谷選手が今までの常識を覆して前例を作ってくれました。この記録を目指す有望な選手が出てきて達成してほしいですね~。