千句塚公園から県道222号を南に下ると、住宅地に紛れて鉾ノ木貝塚がある。貝塚は縄文時代のゴミ捨て場のようなものであり、この地からはハイガイの貝殻が多く出土されている。

出土品から、当時の先住民の食生活や周囲の環境を考察することが可能であり、その意味では貝塚のもつ考古学的意義は大きい。

また、このことは現代においても同じことが言え、排出されたゴミから、その人の人間性や生活水準を推察することができる。もし、誰かが私の捨てた家庭ゴミを調べたならば、きっと自堕落な生活習慣が浮き彫りとなるだろう。