例年よりこの時期忙しく,遅くなりましたが,共通テストIAを解きました。

共通テストIAを解いてみての感想です。




ここに書くことは,所属する予備校には全く関係なく個人の感想です。

正確な情報は各予備校のサイトを見てください。



まず,解いた感想は……




2年前よりはマシ…


ですが,

十分難しいです。





第1問

[1]数と式

整数部分・小数部分


誘導は丁寧であるが,途中で何をしているかわからなくなってしまう人が多発しそうな問いです。ラストの小数第2位を求めさせるのは目新しい。レベルは標準だと思います。



[2]図形と計量

2年前は四捨五入を問題文中に指摘はありませんでしたが,今年は誘導がありました。

ラストのCDは難しいと思います。


レベルはやや難だと思います。




第2問

[1]2次関数

定番の問いです。台形から三角形をひいても良し,ベクトルの面積公式を使ってもよし,解法は様々あると思います。

標準です。


[2]データの分析

文章長いなぁ。文章長いなぁ。

昨年はバスケットボール。今年は陸上でした。予想通りデータの分析は計算量が少なかったです。

標準だと思います。



第3問

確率

毎年のように追体験式の設問。誘導が丁寧なのでさして難度は高くありませんが、文章が長い!

反復試行の問い,昔ならもっと短文での出題だったはずですが…




第4問

整数

例年通り1次不定方程式の出題です。ただし、n進法との融合問題になっているので、手がつきにくかったと思います。

やや難です。



第5問

平面図形

メネラウスの定理から方べきの定理に進んでいきました。

誘導は丁寧なので,解きやすい生徒もいたかもしれません。ただ個人的には,見慣れない図形であると感じた生徒が多いと思われるので厳しかったのではと考えています。

標準〜やや難だと思います。




解いてみて感じた事は,これを70分で解くのは多くの学生にとって難しいです。解きやすいところを割り切って取り組んだ生徒は得点に繋がったかもしれません。


このテストを解きたくないと思う受験生が多々出てくるのは容易に予想されます。共通テストが難しすぎるため,私立の推薦試験などで『早めに受験を終わらせたい』という傾向は来年以降もますます強くなるのではと懸念しています。

やはり文章が長すぎて,数学意外の力が必要であることは変わりありません。





あくまで個人的な感想なので,各予備校サイトを参照してください。