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先日から税務調査の立会をしている。 この会社は国税OBの先生が控えておられるので、私が税務署と折衝することはないというか、折衝したらどんな仕返しが来るかと思うとゾッとする。

 

この会社は私を含め3人の税理士を配置して調査に対応しているのだけれど、それぞれの素性は国税OB,全科目合格者の税理士、会計士というラインナップだ。

 

全科目合格の税理士は税に関する質問の総合的な窓口、私はセカンドオピニオン、OB先生は寝技(税務署との折衝)を担当している。

 

現在の役割分担からすると、わたしは調査に立ち会わなくていいともいえるのだが、お客さんから要請があるので立会をしている。

 

その意図は調査官の不当な要求から会社の方を守ることにある。

 

最近は調査中の様子が録音されているかもしれないので減った気もするが、社員さんを恫喝して調査を進めることがないわけではない。そして恫喝は税理士が立ち会っていないときに行われるため、会社の方としてはそのような目に合わないためにも税理士の立会を望むのだ。

 

所得税の調査の場合には、代表の財布の中を見せろとか、机の中を見せろとか、調査と直接的には関係ないことを要求されることがあった。

 

これに応じる必要は必ずしもないのだが、やましくないという心証を持ってもらうには見せたほうが良いといっているが、そもそもこんなことを言わないでほしいと思ったり。

 

あとは緊張のあまり聞かれてもないことについてもべらべらしゃべってしまう方がいるが、これは会社に不利益を与えかねないのでさらりと話を遮ることもある。

 

折衝するだけが調査対応ではないのだ。

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