独立して食べるようになるまでのしばらくの間、監査法人で監査のパートをしながら生計を立てる方が多い。
日当は一日35,000円から50,000円程度で監査法人でマネージャーをしていたとか、都心の場合にはもっといいかもしれない。
さて、わたしはパートナーではないが監査法人の職員ではあるのでこれらのパートを管理する必要があるのだが、パートとしてやってはいけないこと、勘違いしてはいけないことがあると思う。
①監査法人の名刺ではなく個人事務所の名刺であいさつをすること。
あくまでも監査法人の立場でクライアントを訪問しているので監査法人の名刺であいさつするのが筋。監査法人の名刺であいさつした後に、ちゃっかり個人事務所の名刺を出す人もいるがこれもアウト。
油断ならない人物なのではないかという警戒心が法人側の人間に芽生えるのは間違いない。
②監査法人のパートナー、職員がしていることをパートがしてもいいとおもってしまうこと。
パートナーも私も個人事務所ないし会社をしているので電話もかかってくるし、打合せが入れば中抜けすることもあるので一日現場にいることは少ないことが多い。
ただ、このようなことをしても責任をとるのはパートナーであり職員でもあるので、監査が終了しないのであれば徹夜してでも終わらせるし、協会のレビューが来ればその対応に追われる責任を負っている。
パートはそのような責任を負っていない以上、パートの身分と職員(パートナーを含む)の身分との違いをわきまえるべきで、遠慮なく電話をしに行くとか、休憩時間外にスマホを頻繁にいじるといったことはやめた方が無難なように思う。
パートであっても気心が知れてくればそれを許してくれる環境が出てくるのは事実であるが、そこまではやめたほうが良い。
もっと言えばそれくらいのコミュ力があれば、抜け駆けで名刺こうかんなんてせこいことをしなくても仕事はとれると思うが。。。。
コミュ力なし→仕事来ない→抜け駆け名刺交換→現場で一緒の会計士がドン引き→監査チームからはずす→仕事が減る→・・・
結局、貧乏からは抜け出せない。