事務所を辞めるかどうかを迷っている方のはなしを聞くと「自分が辞めたら、法人の他の職員がきちんと対応してくれるだろうか。」とか「自分が辞めたら、自分がやっている仕事の代わりをできる人が法人に見当たらず無責任かもしれない」など、私から言わせれば少々うぬぼれが強いのではないかと思う。

 

いなくなったらなったで代わりはたくさんいるし、なにも困らないのがほとんどだ。人が抜けても質を落とさずに対応できるところに法人に依頼する意義があると思う。

 

私が辞める時にも気を遣ってくれたと思うのだけれど、「やめたら困る。仕事が回らない。」といってくださった方はいたけれど、実際は何事もなかったようにし現場は回っているし、困りごとは発生したとは聞いていない。(それがわかっていたので意に介さずさっさとやめて、自分にお手伝いできることがないかといってくださった方に営業をかけたもんだ。)

 

これが現実だ。

 

クライアントに頼りにされたいと思うし、多少はお役に立てているのかと感じているが、それが自分にしかできないと思うのは短絡的で危険であるので、そうではないと常に意識して仕事に取り組んでいる。

 

自分のやっている仕事は他の会計士でも代替できると思ったほうが良いのだ。

 

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