12月に短答式試験があるようなので、参考になるかどうか定かではありませんが、私がした勉強法を紹介したいと思います。

 

 私が受験していたころは50問、3時間一本勝負でした。簿記、原計、財表、監査、商法(今は会社法ですよね。)それぞれ10問ずつでした。当時はこれらの科目をどのような順番で解くかどうかについても考えていましたが、今は科目ごとに分かれているようなので、その必要はないですよね。


 どの試験でもそうだと思いますが、出題者の意図をつかむというのは非常に大事ですよね。ですので本番を迎えるまでに、過去問や答練をつかって出題者が何を問いたいかということを分析していました。出題者の意図とは裏返せば、どこでミスを誘うかということと同義だと思います。俗にいう「ひっかけ」というものです。引っ掛けのパターンを増やせば増やすほどよいと思います。私は本試験でも自分が選んだ選択肢以外についても何を引っ掛けようとしているのかを検証しながら、自分の回答で間違いないことを確認しながら解いていましたので、かなりの確信を持ちながら、解答できた問題が多かったような気がします。


 パターンの習得ができた後には、徹底して問題演習を繰り返します。パターンを習得できたとしても練習量が少なければ本番は非常に緊張しますので、それをうまく問題に当てはめることができません。ですので、とにかく反復練習をすることが必要です。また、問題演習に当たっては、本番の試験日程の通りに時間等を区切ってやるとよいと思います。これを繰り返していると時間帯により頭の中がその科目モードに入るようになりますので、落ち着いて問題に取り組めるようになると思います。これは自分だけの理論だと思っていましたが、私の知り合いも実際にやっていましたし、高名な受験に関する必勝本にも書かれていたことを後で知りました。


 試験当日は当たり前のことですが、とにかくまず一問自信を持ってこたえることのでき、かつ、短時間で解けそうな問題から解き始めてくださいね。とにかく一問解いて落ち着くことが重要です。ぱっと見ただけでは時間が短時間でいけそうかどうかわからないと思った方は問題演習が足りないと思われます。とにかく解きまくってください。私が論文試験に合格したときには連結の問題はタイムテーブルを書くことなく、電卓だけで答えが出せていました。私が本試験が始まってまず探したのは、電卓だけで解答できるような問題です。ここまで行くと時間的にも精神的にも落ち着くと思います。


 短答式の本試験までは残り少なくなりましたが、体調管理には十二分に気をつけてくださいね。体が不調ではできるものもできなくなりますから・・・