J-SOXも2年目を迎え、前期よりも監査法人側も会社側も一息ついた間があります。 

昨年は制度導入1年目ということもあり、会社側としてはどの程度までやれば適正意見が出るのか、監査法人側としては、どの程度のエラーならば許容できるのかというところに特に神経質になっていた気がします。

 しかし、一度適正意見が出ると去年と同じことをしていれば、今年も適正意見が出るのかといえばそんなことはないから、会社の方も困惑するわけです。

「前期は指摘しなかったじゃないですか」「前期よくて当期はなぜだめなのですか」ということは会社の方からはよく言われるせりふです。

 監査は試査を基礎として行いますから、前期にエラーとなるべき事象があるにもかかわらず、サンプルとして抽出されることなく、その期を無事に終えたとしても翌期にその事象が顕在化しちゃうことがよくあります。この結果、これを改善しないと適正意見が出ませんよーなんてことになると先ほどのせりふを会社の方から言われちゃいます。

 こちらとしてもすべてを見ているわけではないので、すべてがOKといったつもりもないのになーと思いながら、しぶしぶながらなおしてもらいます。

 ま、会社の方が一言物申したくなる気持ちもわかる気はしますが・・・

 

 今日も会社の方から言われちゃいました。

 やっぱり、J-SOXって苦手です・・・