こんにちは。
2月4日
不適切にもほどがある
改めて良い内容のドラマです。
今のぬるま湯に浸かってたら自分も知らず知らずのうちにぬるくなってるんだろーなーと、喝を入れ直します。
どSな飼い犬嶋本です。
タイトルの「不適切にもほどがある」
現在第二話まで放送されている宮藤官九郎さん脚本のドラマです。
昭和のダメオヤジが「不適切発言」で令和の停滞した空気を掻き乱すというコメディなのですが、この内容が素晴らしいのです。
ここに着目して面白おかしく見せているあたりさすが宮藤官九郎さん。
脚本としては落語という敷居が高く感じられる文化をキャッチーに演出したタイガー&ドラゴンが最高だと思っていますが、二話までの時点でそれに迫るのではと感じています。
そしてこのドラマを見て、単なるコメディと見るか、自身の職場環境や部下とのやり取り、少し前のゆとり教育や現代の働き方改革の悪い部分(あえて腐ったクソ政策と呼ぼう)を見直すきっかけとして捉えるかが今回の主旨です。
単なるコメディとしてみても面白いのですが、ゆとり教育や働き方改革以降どんどん精神的に弱体化している今の日本に最も必要とされている日本の高度成長期を支えた価値観というものが示されています。
もちろん今を全て否定するわけではなく、今の良い部分は大切にしつつ、過去の良い部分をきちんと残していかなければ、日本は間違いなくさらにダメになっていくことは明白です。
ダメなものはダメとはっきり言ってあげること
責任を取らせること
何より顔を合わせた会話や対話のコミュニケーション
過保護な親が増え、多様性という言葉になんでもひっくるめて、何かあるとすぐハラスメント、出来なくても良いと甘やかし、子供達から挑戦する意欲を奪い去り、親がレールを敷きまくり、何かあると人のせい、隣に住んでいる人の顔も名前もわからないような今の日本で、改めて我々大人がどう子供達や若い世代と向き合うべきなのかを考えて行動を変えていかなければなりません。
このドラマが最終どのような結末でまとまるのかは分かりませんが、おそらく過去の大切な価値観と現代の認めるべき新しい価値観をうまくまとめてくれるのではないかと期待しております。
ただ面白いだけではなく、内容がめちゃくちゃオススメなドラマですので、興味ある方はぜひ一話から見てみてください。