地球をボーボーにしたれ!in 四万十 | 四万十情熱ジンジャーマン

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四万十で無農薬生姜と季節の野菜を栽培しています。
農法とあるけど農法でない?“炭素循環農法”取り組み中。
野菜のこと、四万十のことなど、楽しくお伝えできたらいいな
と思っています。

さて!それじゃいっちょ
四万十をボーボーにしちゃろうじゃないか!

と、いうわけで
旧正月が明けると、四万十でも
今年の稲作、畑作に向けて
作業が本格化してきました!

2/1は一斗俵集落の「岸焼き」の日。

虫除けのために、
冬枯れの田んぼのあぜ草焼きを
集落総出で行います。

準備にはまず、手頃な青竹を伐ってきて
火付け用の“たいまつ”をつくります。

節にキリで穴を開けて、灯油を流し込み
ボロ布を詰めて芯にします。

使うときは下向けて使うので、
チョロチョロと長く燃えるように
小さめの穴を開けるのがコツです。

それから、写真にはないんですが
延焼を防ぐために、
青笹や生木の葉っぱで
ハタキみたいなものも
こしらえます。

皆が集まると、川筋の田んぼの風下から
おおむね横に散らばって
ざんじ火を放っていきます。

あっと、その前に!

岸焼きの時は消防署に届出が必要です!
モチロンそれも済ませております。
ちなみに僕は消防団員。

一斗俵の田んぼはわりと開けていて、
人家も道路で隔たっているので
このときばかりは、風下から一気に焼きます。

※通常畦や藪に火を付けるときは、
微風のときを選んで、“風上”から少しずつ
風下へ向けて下がりながら火をつけます。
そうすれば、思いがけず風が吹いても
一気に燃え広がることがなく、比較的安全に
ゆっくりと燃えるからです。
(急に風が変わるような荒天時はモチロン避けて)

法面(のりめん・土手のこと)を
炎が駆け上がっていくさまは、

壮観♪

アンド快感♪...

んー、気持ち良く燃える!

でも、、、

写真見た感じより

圧倒的に熱いっ!!

昨年春作の後、何も植えずに
草ぼーぼーにしてあった畑は
ひときわ炎ボーボーに!!

モチロン今年は野菜がボーボーになる予定☆

お昼から始めた作業
夕方には畦はスッキリ黒こげになりました。

そういえば昨年は、
自分たちも岸焼き中に
他の集落で岸焼きの延焼火災が発生して、

目の前のボーボーを放置して
初めて火災現場へ出動しました。

幸い小火で済んで良かったですが
山に火が入ったらおおごとです。

消防団の先輩には
「もし山に火が入っちゅうがが見えたら、
いったんもんて(戻って)飯食うてこい」
と教えられました.

冗談半分ですが、
いずれにしても持久戦になるから、
みんなで一斉に現場をうろうろするより、
先の者、後の者、交代で効率良く
って意味ですね

田舎の風物詩的情景の中には
そこここに小さな知恵が巡らされていて
あーなんかいいなぁ、、、と
思うことが度々あります…

まっ、

最後にはコレも

使ったんスけどねっ!