先日、市ヶ谷まで口と足で描いた絵を見に行ってきました。

前から気になっていたのですがなかなか出る機会がなく

ちょうど台風の日に。。。

 

 

口と足で描く芸術家協会では、両手の自由を失った障がいのある画家たちが

口や足に筆をとって描いた絵をもとに、グッズを作成、販売しております。
そして、その収益により、画家たちの自立を目指しています。

 

また、その方たちに奨学金を付与して画材の購入費や

先生の講師料金を援助してくれます。

そんな画家たちが口や足で描いた絵を展示する絵画展が

市ヶ谷で開催されていましたので行って参りました。

 

会場に入ると小さな絵から大きな絵まで綺麗な絵画が沢山。

 

 

 

↓この絵は油絵なんですよ。油絵って乾くのに時間もかかるので大変ですよね。

 しかもその仕上がりの素晴らしさにはただ脱帽です。

↓アップ

 

 

このダリアの絵素敵ですよね

この絵を描かれた築地 美恵子さんは、幼い頃から絵を描くことが好きで

11年間絵画教室へ通っていました。

25歳のときに登山中の転落事故に遭い両手両足が麻痺してしまいました。

その後、リハビリにとサインペンを口でくわえて描き始めるようになったそうです。

 

もともと絵が好きで勉強していらしたとはいえ、手で描くのと口で描くのでは

違いがありすぎますよね。それなのに前向きにここまで綺麗な絵が描けるように

なったなんて、本当にスゴイ努力をされたのだと思います。

自分だったら出来ないです・・・。

 

 

 

こんなに可愛らしいほのぼのした絵もありました。

 

この絵は古小路 浩典さんの作品です。

彼は中学生のときに器械体操クラブの活動中に頭から落下し、

頚椎を損傷。全身麻痺となりました。

入院中に口と足で描く画家たちのことを知り、退院後先生について学び

本格的な活動を始めました。

いまでは何と一人暮らしをしながら絵を描き生計をたてていらっしゃいます。

 

他にも素敵な絵が沢山ありましたので紹介させてくださいね。

 

「川の風景」 アレクサンドル イワノフ氏作

 

 

こんなに細かい絵も。

 

 

 

 

どれも力強かったり、繊細だったりで見ていて元気が出てくる絵ばかりでした。

 

自分が突然事故にあって手足が動かせなくなったら、こんなに

前向きに絵を描いて頑張れるでしょうか。

協会の方ともそんなお話をさせていただき、貴重なお時間をいただきました。

 

全国不定期に行っている絵画展ですので、是非お近くで展示会が

開催されたときには是非見に行ってみてくださいね。

 

次回は・・・・

 

【絵画展 口と足で表現する世界の芸術家たち】
 主催 三菱電機ビルテクノサービス株式会社

入場無料
9月22日(木・祝)から24日(土)
「秋田アトリオン」地下1階 多目的ホール(秋田県秋田市)

お近くの方は、ぜひご来場ください。

http://www.mfpa.co.jp/news/Archive_160809_mitsubishi/index.html

 

口と足で描いた絵ファンサイト参加中
口と足で描く芸術家協会