国土交通省は中小工務店等が建設する長期優良住宅に対して100万円(地域材を使用する場合は120万円)を補助する事業(木のいえ整備促進事業)を行ってきました。
しかし、来年度からは長期優良住宅への補助は全く別の仕組みで行われることになります。
来年度の長期優良住宅への補助は「地域型住宅ブランド化事業」として行われ、今年度までは長期優良住宅を建設する事業者が直接、補助申請を行えば補助を受けられましたが、来年度からは同事業に応募・採択された「地域の住宅づくりの団体」のメンバーとなっている事業者のみが補助の申請・交付を受けることができることになります。
地域の住宅づくりの団体」とは、地域の住宅づくりの関係者(原木供給者、製材業者や建材業者、プレカット工場、設計事務所、中小工務店)が集まり、材料の調達から設計・施工・維持管理まで共通のルールを決めて住宅づくりを行うグループです。
今後、長期優良住宅の補助を受けるために、各地域で団体づくりに向けた動きが出始めます。
長期優良住宅の補助を利用したいと考えている組合員におかれては、身近で団体づくりを進める動きがないかアンテナを広げ、取引業者や仲間から情報を聞くなどして、個々で団体に加われるようご対応ください。