大会の見どころ
横浜国際プールの歴史と功績
横浜国際プールは、長野パラリンピックと同じ1998年に開業した。2001年には第4回知的障害者水泳選手権が開催され、以後毎年開催され6月30日に27回目の大会を開催した。さらに日本最高峰のジャパンパラ水泳競技大会も2016年から行われ、さまざまな障害のあるスイマーがこのメインプールで活動、同プールの運営や支援に関わる多くの人々の手で、日本のパラ水泳の世界での活躍が支えられている。
国と自治体の取り組みと支援
横浜国際プール廃止案への懸念
横浜国際プール・メインプールの廃止案が盛り込まれた「横浜国際プール再整備事業計画(素案)」が横浜市から6月に発表され、多くの関係者や選手にとって懸念事項となっている。この計画案には、東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーを維持継承する課題が掲げられているが、国際大会が開催されるパラ水泳においては、すでにさまざまな障害のあるスイマーが国際レベルのサポートを受けられている。この20年で競技運営のノウハウが積み重ねられ、今からここでパラリンピックを開催する、と言われても可能な知見がある。これがレガシーと言わずして何をレガシーというのか。
未来に何を残すのか
本大会は、障害の有無にかかわらず多くの選手が参加し、共に競い合う場としての重要な一歩を踏み出している日本パラ水泳連盟・河合純一会長も存続を強く訴えており「選手たちにもここで育んできた思い出がある。それを1から別の場所で構築するのは難しい」と述べ、今後もその価値と意義を継承することを求めた。
この大会を通じて、今後の日本のスポーツの発展に繋がることが期待されている。国際都市横浜のスポーツと福祉の「政策の」あり方が今、岐路に立っているのではないだろうか。
(編集協力・杉浦裕樹 校正・そうとめよしえ)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240713/17/shimamotoswim/65/40/j/o1080071915462632588.jpg?caw=800)
山口尚秀くんも
出場します。
少し前まで、腰に違和感があったみたいですが、
大丈夫なんでしょうか?
無理をせずに、
頑張ってほしいものです。