智弁和歌山がサヨナラ負けで2年ぶりの優勝逃す 最後は中西の暴投で決勝点

「春季高校野球近畿大会・決勝、京都国際3-2智弁和歌山」(2日、明石トーカロ球場)

 智弁和歌山が京都国際にサヨナラ負けを喫し、2022年以来2年ぶりとなる春の近畿大会の頂点を逃した。

 初回から3イニング連続で走者を出すも、序盤はホームを踏めず。突破口を開いたのは五回。先頭が安打で出塁すると、2死一、三塁から2番・藤田一波外野手(2年)が先制の中前適時打を放った。六回に同点に追いつかれるも七回に再び藤田の中犠飛で勝ち越し。ただ、その裏に追いつかれて試合は九回までもつれた。

 智弁和歌山が終始、試合の主導権を握ったが、九回2死三塁で2番手・中西琉輝矢投手(3年)の暴投でサヨナラ負け。ナインはうつむいて整列した。