紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキング

第10位:てき(あの人、あいつ)(400票) 

「あの人」や「あいつ」という意味の和歌山県の方言「てき」。標準語で考えると、どうしても「敵」という漢字で思い浮かべてしまい、ドキッとしますね。ちなみに「てきゃ」と言うこともあり、複数の人を指す場合は「てきら」や「てきゃら」と言います。この方言を知っていれば、もし和歌山で自分に対して「てき」と言われても驚かなくてすみますね!



第9位:もじける(壊れる)(474票) 



「壊れる」や「つぶれる」という意味の和歌山県の方言「もじける」。文字だけ見たり聞いたりすると、「もじもじ」と恥ずかしがるイメージのある言葉ですね。実際に新潟県では「人見知りする」という意味の方言で使われています。ちなみに、「壊れそう」なときは「もじけそう」、「壊れやすい」ときは「もじけやすい」といった使い方をします!


第8位:ずつない(苦しい)(480票) 

「苦しい」という意味の和歌山県の方言「ずつない」。お腹がいっぱいで苦しい時などに使います。古語の「術無し(ずちなし)」がもとになった方言です。もとになった言葉からも分かるように、なすすべのない苦しさや辛さを表しています。特に胃もたれした場合に「胃がずつない」と言い、和歌山県だけでなく岐阜県や三重県の一部でも使われています!



第7位:おどろく(目が覚める)(509票) 




「目が覚める」という意味の和歌山県の方言「おどろく」。標準語での「びっくりする」という意味での「おどろく」との意味の違いに驚いてしまいますね。しかし、実は古語の「おどろく」にも「目が覚める」という意味があります。つまり和歌山県の方言の方が、「おどろく」という言葉の元々の使われ方と同じなんですね。この事実に“おどろく”方も多いのでは?





第6位:きばって(許して)(515票) 

「許して」という意味の和歌山県の方言「きばって」。「息をつめて力む」という意味の標準語「きばる」とは意味が全く違いますし、同じ関西圏でも大阪府や京都府などでは「頑張る」という意味で使われるので、和歌山県の方言を知らないと勘違いしてしまいそうですね。和歌山県でもし「きばって!」とお願いされたら、「許して」という意味だと思い出してください!


第5位:のとろ(すごい、とても)(645票) 

「すごい」や「とても」という意味の和歌山県の方言「のとろ」。「のっとろ」とも言い、和歌山県の中でも中部にある御坊市などで使われていて、「のとろ(のっとろ)うまい」といった使い方をします。同じ和歌山県内でも「すごい」や「とても」を意味する言葉は、「やにこい」や「てち」などもあり、住んでいる地域によって使われる方言が分かれています!