◇東都大学野球・第4週第1日 青学大2―1中大(2024年5月9日 神宮)

 1回戦3試合が行われ、3季連続優勝を狙う首位の青学大は2位の中大に2―1で先勝。3月に強化試合を行った侍ジャパンにも選出されたプロ注目の西川史礁(みしょう)外野手(4年)は1安打1打点で開幕7連勝に貢献した。2回戦は24日に行うため、14日からの第5週で日大から勝ち点を挙げ、中大が勝ち点を落とすと青学大の優勝が決まる。

期待の1年生右腕を、日の丸も背負った青学大の主砲・西川が攻略した。4回、1点を先制し、なお1死三塁。東恩納から貴重な中前適時打を放った。

 今秋ドラフト1位候補の意地だ。2回の第1打席では低めのスライダーで遊ゴロ。「うまく打たされたけど自分のスイングをしよう」とリベンジに燃えていた。好機で巡った第2打席で「ゾーンを上げて待った」。カウント1―1から甘く入った139キロ直球を捉えて「うまく打ち返せました」と胸を張った。

 2位の中大に先勝し05年春から06年春以来となる3季連続優勝は最短で15日に決まるが、ナインが浮足立つことはない。先発して7回途中6安打無失点で無傷の3勝目を挙げ、今春は19回2/3で失点も自責点もない児玉も「0点はいいことだが意識しすぎると打たれがち。一人一人抑える」と気を引き締めた。




頑張れ中大!

負けるな中大!!