MACの新しいCM






昭和の純喫茶をイメージした店内でパフェやプリンパイを食べながら、人を待つノスタルジーな雰囲気を感じられる内容となっています。
CMの世界観にぴったりな名曲「待つわ」を、中島颯太が歌唱するCMオリジナルバージョンでお届けしますので、楽曲にもご注目ください!







朝日新聞be編集部で「今こそ聴きたいデュエットソングは?」とアンケートをとったところ、女性デュオ「あみん」のデビュー曲「待つわ」が1位になった。タイトルを見ただけで、約40年前の女子学生デュオのハーモニーが胸によみがえる。あみんのメンバー、岡村孝子さん(59)に話を聞いた。

――あの曲で出てくる「あなた」には、モデルがいたとか。

 はい、予備校時代のボーイフレンドと気持ちがすれ違ったまま、遠くへ行ってしまった。みんなで励まし合った友達の一人でした。彼のことをイメージし、詞を書きました。彼は遠くへ行ってしまい、二度と連絡をとれないかもしれない、という思いを音楽で伝えられたら、と思いました。一度その彼と連絡をとったことがあって、「曲聞いたよ」と言ってくれました。

 ――「待つわ」は、どんなプロセスでできたのですか?

 普通私は、先にメロディーを作り、そこに詞を当てはめていくパターンが多い。でも「待つわ」は、サビのメロディーと「待つわ」という詞が真っ先に浮かびました。サビが、わりと限定されたシチュエーションの詞だったので、書きやすかった。前後を、世界を広げていくのは、書きやすかったです。

――「いつまでも待つわ」「他の誰かにあなたがふられる日まで」など、歌詞を読んでいると、ちょっと怖いですね。

 よく言われます(笑)。この詞を書いたのは、大学1年のときです。まだ深い恋愛もしていない。何も知らなかったから書けた詞なんです。まさに原色に近い歌詞。経験を積んだいまなら、もう少しオブラートに包んだでしょう。

 ――あみんのパートナーの加藤晴子さんは、大学の同級生だったのですね。

 履修届の出し方がわからず、声をかけたのがきっかけでした。そしてシンガー・ソングライターになりたいという夢を応援してくれた。初めて作った曲を聴かせたのも、加藤さんでした。すごくいいね、と言ってくれました。そして『ハモってみる?』と言って、一緒に歌い始めました。大学の裏山などで練習をしました。