東京のベンチャー企業が開発したロケットが9日午前、和歌山県から打ち上げられる予定でしたが、安全対策のために設けた海上の警戒区域内に船がいたとして打ち上げは直前で延期となりました。
新たな打ち上げは今月13日以降になるということです。

大手精密機器メーカーなどが出資する東京のベンチャー企業「スペースワン」は、串本町に整備したロケット発射場で9日午前11時すぎに独自開発したロケットを打ち上げる予定でした。
しかし、企業によりますと安全対策のために発射場近くに設けた、海上の警戒区域内に船がいたため打ち上げを直前で延期したということです。
打ち上げる予定だったのは、全長およそ18メートルの固体燃料式の小型ロケット「カイロス」の初号機で、ロケットや発射場に不具合は確認されていないということです。
新たな打ち上げの日程は、国際宇宙ステーションに長期滞在している宇宙飛行士の古川聡さんらが地球に帰還するタイミングと重ならないよう、今月13日以降にするとしています。
記者会見で「スペースワン」の阿部耕三 執行役員は、「なんとしても打ち上げたいと思っていたので、延期は遺憾です。次は必ず打ち上げたいです」と話していました。
このロケットには、政府の小型衛星が搭載されていて軌道への投入が成功すれば民間単独では国内で初めてとなるため注目されています。




打ち上げ延期に残念がる声
和歌山県内の駅前や商業施設、それに博物館などではパブリック・ビューイングが行われ、ロケット打ち上げの瞬間を見ようと多くの人が集まっていました。

このうち、和歌山市内の県立博物館の中に設けられた大型スクリーンにはロケット発射場や見学場などの様子がリアルタイムで配信され、40人あまりが打ち上げの瞬間を待っていました。

中学3年の男子生徒は
「カウントダウンが始まり、ワクワクしています。和歌山から発射されるということで誇りに感じます」と話していました。

しかし、午前11時すぎ、打ち上げの延期が告げられると、会場からは、ため息や残念がる声が聞かれました。

子ども連れの40代の女性は、「この記念すべき瞬間を子どもにも見せたいと思い、見に来ました。残念ですが、次は串本に行って、子どもたちに見せたいと思います」と話していました。

70代の男性は、
「次回、打ち上げを成功させて、和歌山の観光の起爆剤となってほしい」と話していました。
また、ロケットの発射場近くの海水浴場に設けられた見学場でも落胆の声が相次いでいました。


成功すれば、

和歌山にまた新たな

観光スポットができますね。


今度のミスは、

どちらが悪いんでしょうかね?


どっちもどっちでしょうか?


鹿児島の種子島のように

宇宙センターみたいな施設

ができて、見学なんかできたらいいのになぁ〜