今日は、ひな祭り


5月5日は、男児の成長を祝うとされる端午の節句。ジェンダーに対する考え方が多様化する中で、3月3日のひな祭りとともに、祝い方に変化が生まれている。伝統行事を楽しみながらも、従来の「男らしさ」「女らしさ」にとらわれない価値観が広がっている。


「強さ」から「賢さ」へ

 「『強さ』から『賢さ』へ」。東京・日本橋の人形店「ふらここ」が昨年11月から今年1月にかけ、五月人形を購入した顧客へのアンケートを分析したところ、そんな傾向が明らかになった。


 ふらここでは、「素直にまっすぐ」「強くたくましく」など、親が子に託す八つの願いをテーマに人形を作っている。今シーズンに最も多くの客が選んだのは、「物事のことわりを大切にする、聡明(そうめい)な子に」という願いだった。


 「新型コロナやウクライナ情勢など、変化が激しい時代。物事の本質を探究できる賢い子に育ってほしいという気持ちが強くなっているのでは」と原英洋社長(60)は分析する。


 賢さの象徴として、帳面と筆を持った人形を発表すると、売れ行きがよかったという。





大阪市中央区の老舗人形店「久宝堂」では、従来の雄々しいイメージとはかけ離れた印象のかぶとを販売している。ピンクや紫などのパステルカラーを使い、木工も採り入れたオリジナルブランド「イロドリ兜(かぶと)」だ。


インテリアになじむことを重視し、高さ約15センチとコンパクト。取締役の又吉康太郎さん(31)は、「かぶとなんていらないという世代への新しい提案です」と語る。


女びなのペアも

 男女のペアが当たり前だったひな人形にも変化がある。






 さいたま市岩槻区の「鈴木人形」では昨シーズンから、ひな人形を同性のペアでも販売するようになった。


 きっかけは、「女びな同士で売ってもらえないか」という女性カップルからの問い合わせだった。里子を受け入れることになり、「母親が2人」のひな人形を見せたいという。


 鈴木章人社長が「節句を楽しんでもらうことが何よりの喜び。古い枠にとらわれるべきではない」と考えて快諾すると、2人は「何軒も断られていました」と喜んだ。





評判が口コミで広がると、今シーズンは男びな同士も含め、10組ほどが売れたという。


 名古屋市中区の老舗「大西人形本店」では、男の子だけれどおひな様が好きだと買い求める例があった。同店の大西嘉彦さん(41)は、「きれいなものを愛することや、人形に願いを込めることに男女の別はない。ジェンダー平等や多様性への意識が高まる中、自分が好きだと思える人形をそばに置いてほしい」と話す。






驚きのお雛様です。


この世の中、

どうなるんでしょうか?


お雛様は、子どもの日に

なるんじゃないですか?


こいのぼりは、

どうなるのかなぁ〜?