堂安律を語る(ガンバ大阪の元社長)山内隆司



 


リツは覚悟のある選手です。こうと決めたら、まず行動に移してみる。彼の目標設 定力=自己啓発力は「行動」と直結しています。動かなければ何も始まりません。行動を起こすことで現状に変化が生まれ、何かが得られるのです。 第1章で、私が小嶺忠敏先生から学んだこととして、「やらないで後悔するよりも、 やって後悔したほうがいい」という姿勢を紹介しましたが、リツは、さらに踏み込んで、「どうせするのなら、熱意をもって全力でするべきだ」というマインド、考え方 の持ち主です。何度も記したとおり、目標設定力=自己啓発力は「常に目的をもち、自己を高めていくことができる力」のことです。 「目標」は「夢」から転換できることにもふれました。何もせず、ただ待っている、じっとしているだけで叶う夢は、ありません。リツが示したように、夢を叶えるには行動が大事なのです。 「行動」は「努力」と置き換えられるかもしれません。努力することによって夢、つまり目標が達成できるのです。そう考えると、目標設定力=自己啓発力とは「夢と努力」を指していると言えます。




夢=目標

行動=努力


夢を叶えるためには

努力を惜しまない。


どうせするなら、全力で