最近、時々テレビに出ています。コロナの時は、毎日と言っていいほどテレビに出てました。
大谷医師が、ウォーキングについていろいろ教えてくれます。


林修の今知りたいでしょ!おさらい講座で、ウォーキングのやり方を教えてくれました。



1日の歩数が多い人の方が死亡リスクが低いという研究があるが、1万歩以上はそこまで差がないので大谷先生は「1日1万歩」を推奨している

逆に「上り坂」ではエネルギーを多く消費するため、痩せたい方は「上り坂」をウォーキングコースに取り入れるとGOOD!
「速歩き」が悪いわけではないが、体に負担がかかる激しい運動は免疫力を下げてしまう可能性があるので、ゆっくりでも自分のペースで歩くのが大事!

多くの歩数をまとめて歩くよりも、数分ずつでも小まめに歩くことで血糖値を抑えられることが期待されます!血糖値が気になる方は食後に歩くのがオススメ!家の中や職場では座っている時間を短くする工夫を!

先生が、書かれた著書の一部を紹介しますね〜。

■本書の内容(一部)

8000歩がいいのか、1万歩がいいのか、あるいは1万歩も歩いたら死ぬのか!?

⇒4000歩より8000歩、1万歩が死亡率を下げる。だから8000歩より1万歩がいい。






・歩くなら朝? 夜?

⇒朝がいい(「セロトニン」が「メラトニン」に変わりぐっすり眠れる)


・1万歩は一気に歩かないとダメ?

⇒分けて歩いても効果あり。また、一気に歩くより30分ごとに100秒こまめに歩いた方がさらに効く

(血糖値が下がる、肥満を防げる)



・風邪のときは寝た方がいい? 歩いた方がいい?

⇒歩いた方がいい。歩くと免疫力を高めるNK細胞が活性化する。歩いたあとはサウナで鼻を37度以上に

 あたためれば風邪ウイルスは死ぬ。あとはチキンスープを飲んで、カルノシンとアンセリンに悪い細菌を食べて

 もらえば最強。   ※風邪のひきはじめの場合



・「コーヒー」を飲んでから歩くと、脂肪が燃えやすいという論文がある。



・アイデアに詰まったらカフェに行く、は正解か?

⇒不正解。場所を変えても座ったままだとアイデアは出にくい。アイデアに詰まったら外を歩き、

 歩いたあと席に戻ればクリエイティビティが16分間持続する。 



・ウォーキングの前にはなにを食べるのが正解?

⇒「納豆とバナナ」。大豆のトリプトファンとバナナのビタミンB6が幸せホルモンのセロトニンを作るので、

 これらを食べてから太陽の下を歩くと心に効く。著者は「納豆バナナトースト」にして食べている。



・「メス犬」と歩くと心に効く 

⇒「オキシトシン(愛情ホルモン)が出て心に効く(世界最高レベルの学術誌「サイエンス」に掲載された論文より)。



・更年期にもウォーキングは効くか?

⇒ダイエットにウォーキングを加えるとホットフラッシュが大きく改善する。日の下を歩けばセロトニンが出て、

 女性ホルモンが減っても「更年期うつ」になりにくい。男性は胸を張って歩くことで、やる気ホルモン(テスト

 ステロン)が増加し、ストレスホルモン(コルチゾール)が減少する。



・階段は「上り」と「下り」どちらが効くか?

⇒階段は「上り」より「下り」が効く。心拍数、収縮期血圧(上の血圧)、血糖値、ヘモグロビンA1c 、中性脂肪、

 LDLコレステロール値、すべて「下り」の方が数値が下がり、善玉HDLコレステロールが上がる。



大谷 義夫(おおたに・よしお)
池袋大谷クリニック院長。呼吸器内科医・医学博士。1963年東京都生まれ。日本呼吸器学会呼【まさか!】医者が「1日8000歩」より「1万歩」をすすめる驚くべき理由吸器専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医。1989年群馬大学医学部卒業。九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、同大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、米国ミシガン大学留学などを経て、2009年に池袋大谷クリニックを開院。全国屈指の患者数を誇る呼吸器内科のスペシャリストとして、テレビ等でも情報発信を行う。著書に『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』(日経BP)など多数。趣味はウォーキング。