今年の名言を検索していたら、
あるサイトを見つけました。

「名言グランプリ」は、この1年間にテレビ、ラジオ、新聞、SNSなどで発信されたコトバの中から、聞いた人が「前向きになる名言No.1」を決定するアワードです。

その中で、この名言が
気になって読んでみました。



歴史好きの乱会さんのコトバ。学生時代、友人と旅行をした際に恋バナをする流れになり、まわりが順番に恋愛エピソードを披露する中、場をわかせるネタをもっていなかった乱会さんは、戊辰戦争における黒田清隆と榎本武揚の友情話で場をつないだそう。

「好き」のかたちが多様化している今日。自分の「好き」を突き詰める姿勢と、それを受けとめてくれる友人、どちらのすばらしさも伝わってきます。


戊辰戦争での、黒田清隆と榎本武揚の友情話を調べたんです。




榎本武揚が幕末、幕府からの留学生として、オランダへ留学経験があることは知っておきたい。


 北海道を独立国家(蝦夷共和国)とし、慶喜を招くという夢がやぶれ、覚悟を決めた榎本武揚は、密かに新政府軍の司令官だった黒田清隆に使いを送った。榎本がオランダ留学中に手に入れた海軍関係の本一式全てを、黒田に託し、「この本を、これからの日本のために役立ててくれ。」と言づけた。

 これに感動した黒田は、西郷隆盛に対して「この男は、これからの日本のために、なくてはならない人物だ。もし榎本を殺すのなら、そんな新政府、自分はやめて坊主になる。」と脅した。そして、榎本に対して「死ぬな。」と説得した。それを受け入れて、榎本は降伏。欧米諸国が戊辰戦争に不干渉の立場をとったこともあって、日本は植民地化の危機を脱した。榎本は収監されたが、後、明治政府の要人として、外交面などで活躍することとなる。



旧幕府最後の砦、蝦夷共和国。フランス行使ブリュネのおかげで榎本率いる旧幕府軍は新政府軍との戦いに挑みます。しかし、すでに旧幕府軍の生き残った数はのこりわずか…そのとき榎本はある行動に出ます。それは榎本が肌身離さずもっていた海律全書です。前頁オランダ語で書かれた本をなんと新政府軍に送ったのです。「自分が死んでもこれからの日本のためにこれは必要だ」しかしこれをみた新政府軍は驚きます。これほどの学識をもった人をここで殺してしまうのは間違っているのでは・・・そこで黒田清隆はござをしき、マグロやするめ、そして酒を用意し榎本武揚との会談に臨みます。そして榎本武揚は自分を殺し、ほかの者を助けてほしいと黒田にお願いします。「榎本さんこそこれからの時代に必要な人物。その命私がすくいもんそう」そして榎本は降伏を受け入れ江戸時代にピリオドがうたれたのです。




こんなエピソードが

あったんです。


歴史に残る人は、やっぱり

違いますね。