相棒Season16  5話
「手巾(ハンケチ)」で
芥川龍之介の「手巾」がでてきます。


手巾のストーリーは、

「長谷川先生と親交の深かった西山は、腹膜炎に罹ってしまい、大学病院へ入院する。


そこでしばらく療養するが、その甲斐もなく、西山は結局死んでしまう。


その先生のもとへ西山の母親が訪ねてきて、息子の生前の挨拶を兼ね、その亡くなるまでの経緯をきわめて冷静沈着に報告する。


そのとき団扇を床に落とした先生がふと母親の膝元を見ると、その膝上に乗せられた手が、手巾をちぎれるくらいに握りしめているのがわかった。」


この母親の様子が、樋口の義娘・真紀に宛てられている。


「花の里」でいつものように右京と亘が呑んでいたとき、右京はふと病院での真紀の様子を思い出し、その様子を芥川の「手巾」の内容になぞらえて亘に話す。


病院で右京たちに事情聴取をされたときの真紀は、顔は冷静沈着そのものだったが、そのテーブルの下ではハンカチをちぎれるほどに握りしめていた。


このことに右京は当初から気づいており、毛塚英雄による証言を聞いても「真紀が犯人ではないこと」を薄々実感していた(これについては、意識を取り戻した樋口の証言により明らかになる)。


この長谷川先生のモデルが

新渡戸稲造であったと言う、

のが分かりました。






その新渡戸稲造が『武士道』

と言う著書があり日本の武士道を欧米に紹介する目的で1899年にフィラデルフィアで刊行された[1]。思想家・教育家として著名な新渡戸が、日本人の道徳観の核心となっている「武士道」について、西欧の哲学と対比しながら、日本人の心のよりどころを世界に向けて解説した著作で、新渡戸自身の代表作となっている。




正岡子規の『病床六尺』もそうでしたが、ネットで調べてみるのも新しい何かを発見します。


芥川龍之介の本は、なかなか読もうとは思わないけど、この「手巾」は、読んでみたいです。短編だしね。