□■リウマチ治療最新情報□■




☆☆【肝臓の数字 GOT・GPTについて 】
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リウマチの患者さんなどで、何種類ものお薬をのんでいると肝臓の数字(代表的なものGOT・GPT)が、あがってくることがよくあります。


 ほとんどの薬剤が、肝臓で代謝されるからです。


 肝臓という臓器は、はっきりいってすべての内臓の中で一番巨大な臓器なので、機能にずいぶん余裕があります。


 これらの数字がしばらく50-100や100-200程度にあがったからといって、黄疸などの症状が出るわけでもありませんし、それほどあわてる必要はありません。


 ほんとうの急性肝炎というものは、これらの数字が500-1000、さらに数千というレベルになるものです。


 ですから、肝機能の数字の軽度上昇は「お薬の調節をしてください」という、はやめの警告だと考えてください。


 自由が丘整形外科で使われるお薬で、肝機能値上昇のもっとも原因になりやすい、おくすりを順番にあげます。


 1・結核の予防薬 イスコチン 
 2・リウマチ薬 MTX(メトトレキサート・リウマトレックス)
 3・リピトールなどコレステロールの薬
 4.肺炎の予防薬 バクトラミン
 というところです。

 本院では採血の結果が当日にはわからないので、これらのお薬の調節が必要な場合には、お電話で連絡をさせていただくシステムをとっています。
 

(電話があっても驚かないでください)


 しかし、実際には原因になる薬はよくわからないことも多いのです。自己免疫性肝炎と言ってリウマチ自体で肝臓に炎症がくることもあります。

(ネット引用)