どうやって記憶する? |
人間の記憶には、『作業記憶』『体験記憶』『学習記憶』『運動記憶』の4種類あります。 |
脳が受け取った情報は、すべて作業記憶となりますが、 |
長く記憶しておかなくてもいい情報も入っているため、パンクしないように前頭前夜でとまり、 |
重要でない情報は、短時間で消えます。 |
体験記憶・学習記憶・運動記憶の3つは、 |
すべての『考えるしくみ』が働くことを必要とします。 |
つまり、前頭前野で理解した情報が、『ダイナミック・センター』において |
思考されることによって、記憶が生まれるということです。 |
そして、3つの記憶はすべて『イメージ記憶』です。脳の中でイメージをつくり、 |
そのイメージを記憶することです。 |
脳がより思考力を発揮した情報は、より強く記憶に残るということですから、 |
A10神経群や自己報酬神経群をとおして、 |
強い情報として入れることが大切です。 |
つまり、A10神経群でプラスの感情のレッテルをはり、自己報酬神経群で |
『これを覚えることは、自分にとってうれしいことだ』『自分からやってやろう』 |
というスタンスを持つことが、記憶力アップにつながるということです。 |
悔しいと思うこと |
海馬回は、思考する機能ももっており、記憶力だけじゃなく脳のパフォーマンス |
全体に深く関わる部分でもあります。 |
その海馬回の近くにある扁桃核は、危機感や悔しさを感じる機能をもっています。 |
危機感や悔しいという思いが海馬回を本気で働かせて |
ポテンシャルを引き上げるのだそうです。 |
『本物の刀で対戦すると、有段者が素人に勝つとは限らない。』 |
という話を剣道の達人から聞いたらしいのですが、(林先生談) |
生きるか死ぬかという状況では、素人が勝つこともある。 |
これは、危機感が脳のパフォーマンスを最大限に引き上げた例だということです。 |
つまり、『諦めずに積極的に攻める。』ということです。 |
扁桃核は、勝負の攻め際を決めるときに、非常に重要な役割りをはたしています。 |
『悔しい』と思うことは、自己報酬神経群が強く働くことになるので |
脳の力を引き出す強力なファクターとなるということです。 |
『負けず嫌い』は立派な才能です。 (1部引用・転載しています。)
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