石垣島の観光スポット、飲食店、ホテル、マリンスポーツなどの情報を掲載しております島ライフ@石垣島と申します。

当サイトで少しでも多くの方に石垣島の魅力を知って頂ければ幸いです。

 

 

石垣島の南西にある「唐人墓」は1852年に起こったロバート・バウン号事件で亡くなった中国人犠牲者の慰霊のために1971年に建設されました。

 

ここで一つの疑問が生まれます。

なぜ中国人のお墓が石垣島にあるのか?

 

 

 

その前にロバート・バウン号事件について少し説明します。

 

ロバート・バウン号事件とは1852年に中国のアモイからアメリカのカリフォルニアへと向かう商船ロバート・バウン号内で乗っていた中国人労働者たちが虐待を受けたので、暴動を起こして船長ら7人を殺害したのですが、その報復としてアメリカ・イギリスの武装兵が上陸して銃撃・逮捕されました。生き残っても疫病などで亡くなった方も多かったと言われています。

 

 

その中国人労働者が逃げて辿り着いたのが石垣島なのです。

 

ただ一方で、実際に英米兵に殺害された中国人は3人のみで、ほとんどの人は疫病にかかって亡くなったとも言われています。

また英米兵の銃撃も単なる威嚇射撃だった・・・・・。


 

これについての真相が分かりませんが、弱っていた中国人を石垣島の人達が助けた事実は変わりません。

弱っている人を助けた石垣島の人達の行動が素晴らしい事も変わりません。

 

 

 

 

そんな悲劇の出来事から建てられた唐人墓ですが、色彩が中国っぽくてキレイですね。

 

唐人墓は現在では観光スポットになっていますが、以前はパワースポットとも言われていました。

 

 

その理由は唐人墓の隣にある六角亭があるからです。

六角亭の前には、「この六角亭は宝くじの普及宣伝事業として整備されたものです 石垣市」と書かれた看板があるのです。

 

六角亭に入ったら宝くじが当たるのかは分かりませんが、何かしらのパワーはあるのかもしれません。

 

 

 

ちなみに唐人墓の見学は無料となっているので、石垣島に来た際には色鮮やかな唐人墓に寄ってみて下さい。