↑の続きです。
 
林道散策が終わって宿に戻り、車で移動中にこのお店に入りました。
ラーメン片桐というお店です。
 
私は油淋鶏(ユーリンチー)定食。
 
奥方は餡かけラーメン。
同行していた常連さんは何を注文していたか忘れちゃいましたが、
油淋鶏も餡かけラーメンも美味しかったです(ラーメンは少し食べさせてもらった)
 
昼食を終えて午後は宇多良(うたら)炭鉱という所へ。
日本最大のドングリであるオキナワウラジロガシなんですが、これは少し小さ目。
昨シーズンはオキナワウラジロガシが不作の年だったようです。
 
林道で見かけたトカゲ。
 
宇多良炭鉱全図。
 
炭坑内に残っているトロッコの橋脚。
この宇多良炭鉱には数年前にも訪れているんですが、
その時は橋脚のレンガがもっとハッキリ見えていました。
確実に樹木が生い茂ってきています。
行こう、ここもじき腐海ジャングルに沈む」というイメージが思い起こされます。
 
手のひら程度の大きさの石炭。
 
炭鉱時代の遺物はまだアチコチで見られます。
その遺物がある所から更に奥地へ分け入ります。
 
透明ですがキリンビールで出されていた瓶。
ビール瓶って大抵茶色の瓶ですよね。
これは直射日光が当たるとビールの風味が落ちてしまうからだそうです。
だとするとこのビンは何が入っていたんでしょうか。
 
口が少し欠けていますが綺麗な緑色の瓶。
 
「アラート」というエンボス。
警報や警告という意味ですよね。
炭鉱時代はマラリアに苦しめられていたそうなので、殺虫剤が入っていたのかもしれません。
 
ナーリングは無いので古い瓶である事は間違いなさそうです。
 
キリンビールの瓶。
字の書き出しが右からなので戦前戦中の物と思われます。
 
コカ・コーラの瓶。
私がよく参考にさせて頂いている「ビンの博物館」で検証してみたところ、3代目の瓶と思われます。
 
漢那酒造の泡盛「請福」の印刷ビン。
漢那酒造は「請福酒造」と改名して現在も泡盛を製造しています。
沖縄の泡盛の瓶は内地の一升瓶なんかと同じ様に昔から回収リサイクルされて、
ラベルを張りかえればどこのメーカーでも使えるようになっているんですが、
この請福の瓶は印刷ビンだから他のメーカーでは使えないために、
他のメーカーから大変不評だったという話を聞きました。
この請福の瓶を私は20年くらい探していたんですが、やっと見つける事が出来ました。
 
貯水池跡かな?
 
アメリカ製の多分ウィスキーと思われる瓶。
宇多良炭鉱跡は2時間程探索して夕方前に終了しました。
本当は炭鉱跡奥地のキツイ斜面を降りたりして瓶を探したかったんですが、
奥地の道が雨で土砂が流出して行けなかったので諦めました。
 
この日収集した瓶。
左からアラートの瓶・キリンビールの透明瓶・漢那酒造所時代の請福の瓶。
 
内離島上空の薄い雨雲に夕日が当たってボンヤリとオレンジ色に染まっています。
 
この日の夕食。
午前中の林道散策で手に入れた山菜が使われていて、どれも美味しく頂きました。