以前にも同じ様な記事をアップしましたが、
経過が中途半端で終わってしまったので再構成してアップします。

以前の記事と同じ写真も使っています。

 
生ごみ処理機導入までの経過は↓コチラに詳しく述べています。
ウチの生ごみ処理機(生ごみコンポストとも言います)がこれで↓2台購入しました。
石垣市からゴミ減量の対策としての補助金が半額出るので、実質1台分の金額しかかかっていません。

生ごみ処理機の下部には副産物として生成される高濃度の液肥を抜くツマミがあります(液肥の利用法は後述)
そして左には野菜クズを肥料に変えるのに欠かせないボカシ
ウチではEM菌が入っているのを使っています(ホームセンターにボカシがこれしかない滝汗
 
処理機の底に新聞紙を敷いてボカシを一面に撒き、それに野菜クズやお茶殻等を入れ更にボカシを掛けます。
最近ではEMボカシの他に農協の直売所で手に入れた米ぬかや、臭い対策で燻炭も混ぜています。
野菜クズ等が段々溜まってくるので、時々よく掻き混ぜ、液肥も小まめに抜いて利用します。
 
以下グロ中尉
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひと月半程で処理機イッパイに野菜クズ等が溜まります。
発酵しているので酸っぱい臭いでクチャイですゲッソリ
容器イッパイになったら寝かせて発酵を促進させます。
1台の容器を寝かせている間に、もう1台の容器に野菜クズを溜めていきます。
 
ひと月半程寝かせたものがコチラ↓
寝かせている間にも副産物として高濃度の液肥が出来るんですが、
それをこまめに抜いて水で薄めた物を肥料としてまいたり、
臭い防止にもなるそうなので下水の側溝や集水桝にまいたりしています。
薄めた液肥をまくようになってから集水桝からの臭いは減った感じがします。
 
 
寝かせた野菜クズを土と混ぜ合わせていきます。
 
野菜クズをプラスチック容器に入れて、
 
土と混ぜ合わせていきます(混ぜ合わせる土はもっと量が多いです)
野菜クズと土は何層かに分けて積み重ねていきます。
空になった容器は軽く洗って、もう1台とローテーションで野菜クズを溜めていきます。
 
発酵した野菜クズは何層かに積み重ねて、最後に土を被せます。
これは臭い防止の他に虫害(主にミズアブの幼虫が発生する)を防ぐためです。
ミズアブも分解者ではあるんですが、見た感じが良くないので・・・(私も奥方も平気ですが)
 
一度ミズアブの幼虫が発生してしまったので、対策として不織布を容器に掛けました。
雨の日や夜間は右にある蓋を被せますが、軽く開けて換気を良くしています。
内地の方では75%程度の湿度が堆肥や土づくりに必要らしいですが、
石垣島は多湿な環境なので不織布を張って換気を良くしたくらいが丁度良いみたいです。
晴れた日には蓋を外して、日光をガンガン当て中の温度を上げて発酵を促します。
 
2週間くらいで↓これくらい分解してだいぶ土に近くなってきました。
これくらい分解が進むと酸っぱい臭いはしなくなって、山の中の土の様な匂いがします。
分解を更に促すため、よく掻き混ぜて空気を送り込みます。
 
更に2週間程すると、野菜クズは殆ど判別できない程に分解されました。
もう土と言っても過言ではありません。
 
この野菜クズから作った土に鶏糞ペレットと苦土石灰を少量混ぜます。
鶏糞ペレットは野菜クズから作った肥料には足りない成分を補ってくれますし、
苦土石灰は土のpHを酸性から中性やアルカリ性にしてくれます。
 
ウチでは生ごみ処理機で発酵させる時点で燻炭を入れているので、
苦土石灰はそれ程入れないくても良いと思っていますが、
そのうち酸度計を手に入れて測定してみたいと思います。
 
これで野菜クズから作った肥料分たっぷり栄養豊富な土作りは完成。
野菜クズを処理機に入れ始めてから土の完成まで概ね3か月くらいです。
 
ウチでのプランターや鉢を使った野菜作りはこれから本格的に始めますが、
夏場に出来たウチの土を奥方の職場の同僚さんちの畑に使ってもらったら、
ムッチャ育ちが良いと言われて更なる土の所望が来るくらいになったので、
今シーズンの野菜作りが楽しみです。