DNFしてしまった5月12日の石垣島ウルトラマラソンを振り返ります。

 
DNFの原因は風邪っ引きによる不調でした。
メモ程度ですが記録を残しているので見てみると、5月8日(水)喉が痛い身体がダルい  9日(木)日中37度前後の発熱があるも夜には解熱  10日(金)発熱無しだったので早朝ラン5㎞咳が少し  11日(土)ノーラン発熱無し咳が少し。
この間市販の風邪薬を服用してました。
 
そして12日の当日早朝。
不調の予兆みたいなのがありました。
 
私は早朝に走ったり歩いたりすると腸の活動が活発になるのか、大概途中で用足しをします(下したりはせず健全なお通じ)
 
その日も3時に起きてウォーキングをしてお腹を軽くして、帰ってからシャワーを浴びる前に体重計に乗ったら・・・
前夜に大メシを喰らっているにも関わらず、前日の朝よりも体重が1㎏近く減っていました。
思わず「なんじゃこりゃ!」ゲッソリと言葉が出てしまいました。
ウォーキングの発汗は少しだったし用足しで出た分を考慮しても、1㎏近い体重減少は普段ならあり得ません(減量してれば嬉しいですが)
「体力ムッチャ落ちてそう・・・」
熱は無いけど咳はまだ少しあるし真顔一抹の不安を抱えて会場に向かいました。
 
会場は車で20分程、沖縄県最高峰の於茂登岳(おもとだけ)の麓にあるサッカーパークあかんま(赤馬という意味)という所。

夜明け前6時頃には到着しました。
 

当日は前夜の雨が上がり曇り空。

それでも雲の隙間から朝日が射しました。
 
スタート前に台湾花蓮マラソン派遣メンバーやご宿泊のラン友さんと共に記念写真。

ノースリーブのシャツは暑さ対策で改造したもの。
オリジナルは普通のTシャツ。
本当はランニングシャツが欲しいところです。
 
スタート前には八重山方言でのラジオ体操をしたり、諸注意を聞いたりして、

60㎞の部は7時03分にスタートしました。
何故そんな半端な時間にスタートしたかと言うと、諸注意が長引いたからですニヤニヤ
 
スタートしてから間もなく少しだけ未舗装路があります。
前夜の雨で大きな水溜まりが出来て渋滞中。
 
1㎞程で真栄里(まえさと)ダムに到着。
この先から一気に上りとなります。
 
於茂登岳の麓にある嵩田(たけだ)林道を走り山を上ります。
写真ブレてますが、緑色の謎物体は河童ですニヤニヤ
 
この林道は練習で上りでも歩かずに走れたんですが、今回はあまり走れずに歩きます。
 
5.6㎞地点、山の頂上辺りに最初のエイド「山の中エイド」があります。

ここはスタートして間もないので給水だけ。
運営してたのは昨年のボランティアでお世話になったパイナップルエイドのメンバーさんでした。
ここのエイドはランナーが全員通過したら撤収となり、メンバーさんはパイナップルエイドに転進します。
 
山の中エイドを過ぎると暫く下りが続きます。
下りは自然に脚が動いて走れましたが、下りが終わって平地になったら脚が動かず思うように走れません。
おまけに「お漏らししちゃったの?」と思う程に凄い発汗が脚を伝います滝汗
結局歩いて10㎞地点の先にある名蔵公民館エイドを目指します。
 
この歩いてる間に考えました。
このまま続けるかDNFするか。
続けたとして体調が回復して走れる可能性は→多分無い。
 
この10㎞到着までは1時間30分と予想。
しかしそれは走りを含めて。
もしずっと歩いたら難所だと2時間前後はかかるはず。
そうなると制限時間11時間以内にはゴール出来ない可能性が高いし関門にも引っ掛かる可能性も高い。
 
このまま続けて体調を更に崩して倒れたりでもしたら、大会関係者やラン友さん方や奥方や翌日宿泊されるお客様に迷惑をかけてしまう。
 
色々な事を天秤にかけて考えました。

そして10㎞先にある名蔵公民館エイド。
ここで「ボロボロにならず体力のあるうちにDNFしちゃおう。そして無理をしない程度でボランティアをして楽しもう。」と結論付けて、エイドの運営の方に「リタイアします」と伝えて、私の競技は終わりました。
 
 
この後は昨年に続きボランティアスタッフとして大会に関わりますが、長くなったので続きとします。