飯田線の鶯巣駅。


鶯巣駅は、秘境駅ではありません。


鶯巣駅は、とってものどかな山あいにある、里山の小さな駅です。



〜 鶯巣(うぐす)駅 〜


鶯巣駅には、梅の木が植えられています。


その名の通り、どことなく鶯(うぐいす)の鳴き声が聞こえてきそうな雰囲気です。

豊橋方面の景色。

豊橋方面の景色。

飯田方面の景色。

飯田方面の景色。

飯田側のホームの端っこには、鶯巣神社があります。

こちらがホームに直結、鶯巣神社。

鶯巣駅を通過する特急伊那路。

特急伊那路の通過シーンはこちら。


眼下を流れる天竜川。

なんと、鶯巣駅に釧路ナンバーの車に乗った撮り鉄の方が来ていました。

やはり飯田線の秘境ロマンは全国区です。

が、鶯巣集落は秘境ではありません。

ほっこりとした山あいの里です。


〜 天竜川のトラス橋 〜

鶯巣駅のすぐ近くには天竜川が流れており、国道418号線の天竜川橋のトラス橋が見ものです。


天竜川橋は、水が流れる河道(かどう)部分はトラス橋、河原部分はRC桁橋で、同じ橋でありながら異型構造が採用されています。

注)写真は飯田線の列車内から撮影。

天竜川の右岸(西側)に来ました。

天竜川橋は、昭和30年に完成・共用が開始され、現在まで約70年間にわたり、南信の重要な交通網の一役を担ってきた歴史ある橋です。

ちなみに、この天竜川橋は橋の欄干(らんかん)がおまけ程度で、下を流れる天竜川が丸見えです。

夜間に窓を開けながら走行すると、わりと大きめの天竜川のせせらぎが聞こえてきて、川の流れも丸見えなので、天竜川に引きずり込まれそうで、得も知れぬ恐怖感とスリルが味わえるという、私のなかでは恐怖の橋としてランクインしています。

天竜川橋から上流側を望みます。


天竜川橋から下流側を望みます。

天竜川の左岸(東側)に来ました。

天竜川橋は、河原の上は普通のRC桁橋で、川の途中からトラス橋が始まる、面白い構造です。

現在、天竜川橋のすぐ下流に、国道418号線のバイパスとして新たなる天竜川橋を建設中です。

工事の進捗状況を見た感じは、完成まであと数年はかかりそうですが、南信地域の幾多の快適道路を建設してきた長野県飯田建設事務所が担っているので、早期開通に期待がもてそうです。

が、私が若きころから南信州のドライブでよく通過した天竜川橋がなくなるのは、少し寂しい思いです。

大好きだったサンダーバードのラストランは行きませんでしたが、こちらの天竜川橋のラストランは多分来ると思います。。。


以上、鶯巣駅と天竜川のトラス橋のご案内でした。

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注)写真は秘境に架かる孤高の吊り橋、竜田橋です。