私はドライブが大好きです。
私の愛車は軽トラで、ボディ剛性の補強やサブコンピューターの増設、吸排気系を本格的なパーツに交換するなど、フルチューニングを施しています。
ちなみに、マフラーはノーマルなので近所迷惑ではありません。
また、ホイールはアルミではなく、インチアップした男の鉄チンホイールを履いています。
さり気なく付いているフロントのリップスポイラー以外、外観はどノーマルな仕様です。
私は近鉄特急しまかぜも大好きなので、しまかぜ愛を込めて、愛車を「しまかぜ君」と命名。
しまかぜ君は、私の大事な相棒で、高速道路やワインディングを閃光のように駆け抜ける、自慢のツーリングカーです。
と言うことで、冬晴れの伊勢志摩に、しまかぜ君とツーリングに行って来た!
まずは朝一番で、あご湾の南側に位置する、さきしま半島へ。
大王崎の近くの、ともやま公園の桐垣(きりがき)展望台に来ました。
桐垣展望台は、あご湾の夕日も見れる絶景スポットで、展望デッキも設置されています。
展望台から風光明媚なあご湾を望みます。いくつもの島々がおりなす風景は、まさに絶景!
北側に目を向けると、賢島の向こうに、志摩を代表する展望台が有名な横山を望めます。
桐垣展望台からの景色を堪能したら、さきしま半島を縦断する国道260号線を、西に向けてしまかぜ君を走らせます。
途中、あご湾に架かるスタイリッシュなデザインの立派な橋を渡ります。
志摩パールブリッジです。
志摩パールブリッジは、橋長234mの美しいアーチ橋で、バスケットハンドル形式のニールセンローゼ橋です。
志摩市のシンボルとして、人気の観光スポットにもなっています。
パールブリッジの名の通り、橋の色は真珠色に輝いています。
パールブリッジの全貌を見るため、和具港に行ってみました。お洒落でスマートなアーチ橋は、映画のロケ地にもなったことがあるそうです。
志摩パールブリッジの絶景を堪能して、さきしま半島先端の街、御座(ござ)に到着。
御座港に突き出る防波堤の先端に行ってみました。岬の向こうは太平洋です。
以前には、あご湾定期船の賢島〜御座・浜島を結ぶ浜島航路が運行されていましたが、現在は廃止されています。
何度か乗船したことがありますが、エスパーニャクルーズよりもディープにあご湾のクルーズを楽しめる航路だったので、ちょっぴり感慨深い思いで、もの想いにふけります。
港に何気なく佇む神社の鳥居と、防波堤の向こうにポツンと見える岩が、神秘的で情緒あふれる雰囲気に満ちています。
御座港で感慨深いひと時を過ごし、すぐ近くの御座白浜海水浴場に来ました。
御座白浜海水浴場は、白い砂浜と水の透明度がとても高く、夏には多くの海水浴客が訪れます。遠浅の透き通った波打ち際がとても綺麗な南国ビーチです。
御座岬の向こうは太平洋の熊野灘。このあたりで太平洋とあご湾は交わります。
熊野灘のその先は紀伊半島で、勇壮な山なみが連なります。
さきしま半島の観光を堪能し、パールロードの的矢湾(まとやわん)大橋に来ました。志摩スペイン村のすぐ北側に位置します。
パールロードは、志摩と鳥羽を結ぶリゾート感たっぷりの観光道路で、ドライブ好きなら一度は走ってみたい人気の道路です。
的矢湾大橋から鳥羽まで、パールロードは山間部のワインディングとなります。
的矢湾大橋は、橋長237mのアーチ橋です。
橋の東側は的矢湾。
あっ、的矢湾大橋の全貌が望める展望台に行くの忘れて、出発してしまった!
ま、いっか。
パールロードを鳥羽展望台までドライブしますが、途中に景色のいい展望スペースが何箇所かあるので、片っぱしから止まって、綺麗な景色を撮影したいと思います。
1箇所目の展望スペースからの景色。
1箇所目の展望スペースからの景色。
2箇所目の展望スペースからの景色。
3箇所目の展望スペースからの景色。
4箇所目の展望スペースからの景色。
5箇所目の展望スペースからの景色。
6箇所目の展望スペースからの景色。
こうして見ると、徐々に標高が上がる様子がよく分かります。
的矢湾大橋からパールロードを駆け上がって、鳥羽展望台に到着。
標高163mの箱田山頂から、雄大な太平洋を望みます。まさに絶景、富士山見えるかも!
太平洋に浮かぶ島々の向こうに、渥美半島が見えています。残念ながら、富士山は見えませんでした。
北側に目を向けると伊勢湾です。手前の樹木が邪魔なので、脚立代わりにしまかぜ君の荷台に乗って撮影。ほんとにいい眺めです。
鳥羽展望台からの絶景を堪能し、五知駅の近くの近鉄撮影スポットに来ました。
注)沿線は田畑で農作業をする車が通ります。ここで撮影をする場合は、地元の方への配慮を充分にして下さいますよう、お願い申し上げます!
今日はしまかぜ君の出番はないので、脚立代わりにしまかぜ君の荷台に乗って、名古屋発のしまかぜを撮影!
やっぱ、しまかぜは超絶格好いい!
走行シーンはこちらです。
湖畔に広がる田んぼのアゼから、大阪難波発のしまかぜを撮影!
注)沿線は田んぼで農作業をする車が通ります。ここで撮影をする場合は、地元の方への配慮を充分にして下さいますよう、お願い申し上げます!
走行シーンはこちらです。
あっ、ミスった!
前回、しまかぜとしまかぜ君とのコラボを撮影した位置の方が背景がよかったかも!
ま、いっか。
気を取り直して、次は伊勢志摩スカイラインへ移動します。
伊勢ゲートから急勾配のワインディングを駆け上がり、一宇田展望台に来ました。
一宇田展望台から、さらにワインディングを駆け上がり、朝熊山頂展望台に到着。
山頂の標高は555m。360度のパノラマからの絶景を堪能します。
こちらは東側の景色。
北側の駐車場からは、伊勢湾と伊勢平野の絶景が望めます。手前の樹木が邪魔なので、脚立代わりにしまかぜ君の荷台に乗って撮影。ほんとにいい眺めです。
伊勢志摩スカイラインからの絶景を堪能し、伊雑ノ浦の湖畔に戻って来ました。
賢島からの帰路につく、名古屋行きのしまかぜを見送ります。
注)沿線は田んぼで農作業をする車が通ります。ここで撮影をする場合は、地元の方への配慮を充分にして下さいますよう、お願い申し上げます!
走行シーンはこちらです。
しばらく待って、大阪難波行きのしまかぜを見送ります。
太陽もだいぶ傾き、夕暮れが迫ってきました。しまかぜも立ち去り、志摩に哀愁が漂い始めます。
走行シーンはこちらです。
これより志摩の夕暮れを堪能するため、さきしま半島へ移動します。
大王崎に来ました。黄昏れの灯台と断崖絶壁は、サスペンス感に満ちています。
雄大な太平洋。大王崎を堺に東側は遠州灘、西側は熊野灘です。
あご湾に沈む夕日を狙うため、絶景スポットの桐垣展望台に来ました。
鳳凰の羽のようなグラデーションの空模様が、サンセットを盛り上げます。
特等席はギャラリーで埋まっているので、必殺技のしまかぜ君の荷台に乗っかって撮影。
私は誰よりもあご湾を見下ろす高い位置から撮影しています。今日のしまかぜ君は脚立代わりに大活躍!
このまま夜のとばりが下りるまで、桐垣展望台でもの想いにふけりたい!
と言ってる場合ではありません。
最終ミッションの目的地である、伊勢志摩スカイライン伊勢ゲートの入場閉鎖まで、残り1時間となりました。
ちなみに、私は地図を読むのが得意なので、しまかぜ君にナビは付けていません。
スマホの地図アプリに伊勢ゲートをインプットして所要時間を調べたところ、桐垣展望台から58分かかるみたい。
やばっ、ぎりぎりだぜ!
桐垣展望台を出発し、安全運転の範囲内で相棒のしまかぜ君にムチを入れ、伊勢志摩スカイラインの伊勢ゲートを一目散に目指します。
国道260号線と国道167号線を順調に走り抜け、県道32号伊勢道路の走行も終盤に差しかかった所で、車列をのろのろ先行しているパトカーが、徐行運転からのまさかの停車。
えっ、事故現場に遭遇? 立ち往生したら、もう最終ミッションには間に合わない!
今日の俺は、志半ばで終わったぜ!
と心のなかで叫んで撃沈していると、パトカーが路側の駐車帯に待避して、車列が順調に動き出しました。
よく分からないけど、何事もなかったみたい。
よし、今日の俺はまだ終わっていない!
何とか伊勢道路を走り抜けて、伊勢ゲートに到着したのは、なんと入場閉鎖の5分前!
はぁ、とため息をつきたくなる、ひや汗もんのドライビングでした。
薄氷をわたるとは、このことか。
ちなみに、伊勢志摩スカイラインの通行料金は1270円ですが、JAFの会員証を提示すると2割引となり、1020円で通行できます。
今日は2回通行しているので、合計500円得したことになります。
ちょっぴり得したので、帰りは伊勢自動車道の安濃サービスエリアで、奮発して松坂牛の定食を食べるぜ!
と言う感じで、気分よく急勾配のワインディングを駆け上り、ようやく本日の最終目的地、一宇田展望台に到着。
聞きしに勝る、伊勢平野の夜景を眼下に望みます。凄っ!想像以上の絶景です!
と言ってる場合ではありません。出口ゲートの閉鎖時間が刻々と迫っています。
最後に、夜景としまかぜ君のテールのコラボを撮影し、大急ぎで下山の途につきます。
以上、伊勢の素晴らしい夜景を堪能して、本日のミッションはすべてコンプリートです。
後は帰りの安濃サービスエリアで松坂牛の定食を堪能し、静岡を目指すだけ。
お正月に伊勢志摩に来た時は、途中で雲が立ち込めてしまったので、今回は冬晴れのツーリングが満喫できて、大満足の一日でした。
またいつか、相棒のしまかぜ君と伊勢志摩にツーリングに来たいです。
おしまい。