下肢の冷えやむくみ(鼠径部の硬結) | 島川はり灸院(院長ブログ)

島川はり灸院(院長ブログ)

堺市ではり灸院を営んでいます。
各疾患別に治療例を紹介しています。
はり灸の話を中心に日記も書いていきます。

こんにちは。

暑いです。 日に日に蒸し暑さが増してきております。

たまりません!

今週の日曜日に家のエアコンの調子が悪く久々に朝

からネットカフェに逃避いたしました。

仕事の整理や反省もあったので6時間パックにしました。

6時間の内訳はと言いますと3時間マンガに集中、2時間

爆睡、1時間ボ~と。 ダメですね。

その後、昼食を済ませ地元の図書館に直行する。

3時間ほどで仕事をすませたのですが、とにかく寒かった

です。ネットカフェも同様でした。

長時間、温度の低い空間で運動もせずじっと座っておれば

元気な人でも調子を崩しかねません。

特に女性の方は身体を冷やす事は大敵です。

日曜日の図書館でも女性の方がけっこう居られました。

そして、私の視界に居られる女性の全てがガンガン冷房の中

でも足元に毛布や衣類を掛けて温めている人がいませんでした。

たまたまだったかもしねませんが?

長い「まくら」になってしまいました。ここからが今回のテーマの

鼠径部の硬結のお話です。

鼠径部とは皆さんご存知リンパが流れている身体の正中線上

、下肢の付け根の部分で陰部に重なるところです。

この鼠径部にコリコリやネバネバしたものが存在し指で圧する

と「痛み」や「気持ちいい」といった感覚のものを硬結といいます。

前回のブログでも説明いたしましたがこの硬結は少しづつ大きく

なっていくものであり慢性的なものと言えます。

そして、鼠径部に硬結をお持ちの方の多くは腰部から下肢に

かけての慢性疾患を患っておられるケースが本当に多いです。

例えば、下肢の冷え、菓子のむくみとだるさ、慢性腰痛、膝の

痛みや腫れなどが上げられます。

各慢性疾患の原因や病理は人それぞれですが鼠径部の硬結

だけは必ずといっていいほど存在します。

そして、この硬結が無くならないかぎり慢性疾患の改善は難し

いと思われます。

鍼灸では鼠径部の硬結の表面に鍼で軽く刺激をあたえます。

そうしていく事で少しづつ硬結が小さくなっていきます。

硬結が無くなるにつれて症状が改善されていきます。

ですので、上記の疾患群でお悩みの方は一度ご自身で鼠径部

に硬結があるか確認してみてください。

もし硬結が見つかったならリンパマッサージや鍼灸を受けて

みられてはどうでしょう。

外の気候はクソ暑いですがレジャー施設内はクソ寒いです

のでカイロを腰につけたり靴下を二重にするなどの工夫が

必要だと思います。めんどくさいですが。

何事も「予防」「改善させる心」が肝要です。

 

 

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http://www.shimakawa-harikyu.com/