喘息③ | 島川はり灸院(院長ブログ)

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堺市ではり灸院を営んでいます。
各疾患別に治療例を紹介しています。
はり灸の話を中心に日記も書いていきます。

2月に突入いたしましたね。 寒いです。


そして、これから春にかけて耳鼻科や皮膚科が


忙しくなる時期でもあります。


そこで今回は春先の代表疾患でもある喘息に


ついての治療例を紹介したいと思います。



(患者) 女性 25歳 主婦 堺市。



(主訴) 気管支喘息。


     子供の頃から毎年2月位から


     喘息の発作が出だす。


     喘息の発作はほぼ1日中で咳と痰が


     出る。特に横になるとしんどい。


     病院からは咳止めや炎症を抑える薬


     を服用されている。



(治療) 吸気喘息(息を吸う時がしんどい)と


     診断して治療を開始する。


     1日置きで計5回の治療で喘息の発作


     が治まる。痰も完全に無くなる。


     喘息は他の多くの疾患と違い特効穴(ツボ)


     があります。本当に良く効きます。


     ただし、各患者さんの病因や病理状態を


     理解していないと効果は望めません。


     また、この患者さんは甘い物やお肉が


     大好きな方です。タバコも吸われます。


     治療期間中は上記の物を禁止してもら

     いました。喘息に良くないからです。


     と言ってもタバコは吸われてたそうです。


  

(考察) 今回のケースは吸気喘息でしたが3回


     目の治療日から呼気喘息(息を吐く時が


     つらい)に変化していました。 治りが早い


     ことを意味します。


     喘息の発作時もそうなのですが甘い物


     や動物性タンパクの多い食べ物の日頃


     からの過剰摂取は喘息を誘発いたします


     ので注意してください(呼吸器系の弱い方)。


     それから、冬の間の冷飲食の摂りすぎも


     良くありません。胃腸の冷えが肺に及び


     その冷えが冬場でなく春になってからいろ


     いろな病に変化して現れてきます。


     今回の喘息や皮膚病、花粉症、持病の


     悪化など。


     最後になりますが喘息の病は鍼灸が本当


     に良く効きます。喘息の改善に伴い薬を


     減らしていきますので安心です。





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