熱中症(応急処置) | 島川はり灸院(院長ブログ)

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堺市ではり灸院を営んでいます。
各疾患別に治療例を紹介しています。
はり灸の話を中心に日記も書いていきます。

今回は熱中症について簡単に述べたいと思います。



熱中症患者の統計では5歳以下の子供や65歳以上




の高齢者が熱中症に罹る確率が高いと言われています。




詳しい原因や予防法などは専門書やネットを見れば




分かりますので省かせていただきます。





ここで軽度の熱中症の応急処置について説明いたします。





1、 足を温める。




腰から上と下の温度差を確認して下の方が冷えてお





ればタオルを湯につけしぼってから足を温めてあげる。





そうする事で上半身の熱が下半身に降りやすくなり





頭痛やめまい、立ちくらみなどの症状が改善されます。





何でもかんでも冷やせばいいわけではありません。





2、 湿気を除いてあげる(高温多湿が熱中症の原因)。





汗をかいておればタオルで拭く(汗が引くまで)。





湿気の多い空間を避ける(換気を良くする)。





湿気は水から発生しますので洗濯物の室内干し





は当然いけません。






3、 その他。




身体を冷やす(気持ちがいい場合)。




気持ちよく無くなったらやめる(熱が取れています)。





水分を少しずつ摂らせる(ガブ飲みは水中毒の危険)。




上記の13は軽度の熱中症に罹った場合の処置になります。




痙攣や歩行困難、意識がはっきりしないなど重度の場合は直




ぐにでも病院で治療を受けられるべきです。




特に高齢者の場合、体力を考えると鍼灸よりも病院で点滴




を受けられるほうが回復が早いです。




上記の1の方法ですがこれは内臓疾患を患っておられる人に




も有効です。




内臓疾患があると冷え性になりやすいです。




お腹に炎症がおきていますのでお腹に血液が集まり足の




方まで血液が回りにくくなり冷え性になるのです。




ですから足を温めることで血液が流れてきます。





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