15年近く臨床の現場で仕事をしているとつくづく
精神面と身体（内外）のバランスの大切さを感じます。
内外片方だけが充実していてもいけません。
例えば、仕事が順調でストレスを全く感じず精神面が
安定している人でも突然の事故に遭い頚部に後遺症が
残ったとします。痛みや痺れが慢性化し改善されない
日々が続いていくと今度は痛みや痺れがストレスにな
り精神面に影響を及ぼすことになります。
重症になると鬱（うつ）傾向になったりもします。
逆に、辛い事や悲しい事が続いて精神的に追い込まれ
る状況が慢性化してくると季節の変わり目の時期など
に外から病気をもらい易くなります。
いくら身体が丈夫な人でも内傷（過度の精神的動揺）が
あれば病に罹かかる確率が上がります。
臨床の現場では精神と身体の両方とも病んでおられる人
をたまに診かけます。
この場合、内外どちらに比重を置くかが重要になってきます。
痛みを先に取ってあげる事で苦痛から快方され、それが
良い方向に働き精神面も安定してくる場合がよくあります。
逆に先に精神面の方にアプローチをし気血のバランスを
整えてあげる事で精神的に余裕が生まれ痛みも一緒に消え
てしまう事もあります。
精神と身体とは車で例えれば両輪だと思います（バランス）。
ですから我々は常日頃から精神面と身体のケアの大切さに
気をつけていく必要があるのではないでしょうか。
島川はり灸院ホームページ
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