取り止めのない話になりますが、

ここ数年ずっと思い当たることがあるので

書くことにします。



皆さんは、「思い出グッズ」を

どこにしまっていますか?


思い出グッズとは、たとえばアルバムや

音楽CD、DVD、本など

視覚的に当時を思い出せる媒体を

指したいと思うのですが、



一昔前までは、

これらは現物として所持していて、

部屋の押し入れにしまっておくことが

一般的だったと思います。

私の実家は今でもそうです。



しかし、現在の私の部屋を見渡してみると

そのような思い出グッズたちは

最低限しかない。(私はCDを除いて。CDはどうしても捨てられないんですよね〜にっこり


そしてそもそも家は狭くて、

収納スペースも実家とは比べ物にならない

狭さなのです。



じゃあ思い出グッズを

全く持ってないのかというと、

そういう訳でもなく、

クラウド上に持っています。





特に写真は膨大な量がクラウド上に

データとして保存されています。



もはや何だかわからない写真や

連写したほぼ同じ構図の写真なども

自動的に保存されるので、

時々ちまちまと消去しています。



それでも、写真ってなかなか

消去する気にならないものです。



昔読んだこんまりさんの片付けの魔法の本に、

「思い出の品は最後に片付ける。

なぜなら一番捨てるのが辛いから」

といったことが書かれていましたが、

これは真実だと思います。



思い出を捨てられない現代の私たちは、

こうしてクラウド容量を増やすため

課金します。



現代の「思い出をしまっておく場所」は、

広い家や押し入れがなくなった代わりに

クラウドになったと言えませんか。



しかもクラウドサービスは容量を増やすと

大体がサブスクですよね。

レンタル倉庫と同じです。



この「思い出保管場所ビジネス」

凄くないですか?驚き驚き

経営者が意図してるのかは知りませんが。



こんなことをここ数年考えていました。

ほんとうに取り止めのない話でした。



余談ですが、

私のようにどうしてもCDは捨てられないとか

非合理的な行動って、

人間らしくてナイスなんじゃないかなーと

自画自賛しています。