こんにちは。

臨床心理士、反射の統合ワーカーの

ふっこ@札幌 です。

 

 

「発達障害」について  理解の仕方 覚書です。

 

 

◇診断基準の変遷

 

発達障害」から「神経発達症」へ

 

 

DMS-Ⅳ(精神疾患の診断と統計のためのマニュアル第4版 1995年)では

 

 

「広汎性発達障害」のカテゴリーに

・自閉症

・アスペルガー障害

・非定型自閉症

などが、診断名としてありました。

 

 

 

DMS-5(精神疾患の診断と統計のためのマニュアル第5版 2014年)では

 

 

「神経発達症群」という大項目が置かれ、

自閉症、アスペルガー障害は、

自閉症スペクトラム(ASD)

という診断名になりました。

 

 

スペクトラムとは、連続体という意味で、自閉症スペクトラムにおいても、重症から軽症まで境界線を引かずに、

連続しているという捉え方です。

(従来のいわゆるグレーゾーンという考え方ではなくなる)

 

 
 

 
 
 
 
 
◇発達障害の捉え方

 

発達障害の原因と発症メカニズム ー 黒田洋一郎、木村-黒田純子 著

 

 

 

発達障害は神経回路(ことにシナプス結合の異常)、シナプス症

 

医者や親、周囲の適切な対応や療育さえあれば、症状の改善の可能性は高く、

「発達障害は治らない」という見解は

完全に誤りだったと言える。

 

発達障害の子どものの脳も、絶えず発達し続けるのである。

 

 

 

 

薬に頼らず家庭で治せる発達障害との付き合い方 ー ロバート・メリロ 著

 

 

 

発達障害は、左右脳のバランスの問題、機能的ディスコネクション

 

 

 

「神経」がついたことの重要性

 

NEURO-神経発達障害という突破口 ―浅見淳子 著

 

 

 
 
 
 

「発達障害」の場合…生まれつきの障害、脳の機能性障害、と理解すると、不可逆性・治らない 前提

 

「神経発達症」の場合…治らない障害、治らない機能、ではなく、脳神経の生成・発育・接続・連携に

支障が出ていることによる機能面などへの影響

脳の可塑性を利用することで脳神経が接続・連携し、機能的な改善につながることが期待される

 

 

脳神経の可塑性とは

脳が生涯を通して、新しい神経回路を成長させること

 

脳と神経ネットワーク

脳から脊髄は、もともと神経管というひとつのつながりの構造から成り立っている

神経回路を考える場合、大脳だけに限定せず、小脳や脳幹、腰椎まで伸びる脊髄までを

ひとつながりだと考える必要がある

 

 

可塑性を利用した脳神経回路の発育促進

原始反射レベルの「戦闘・防衛」モードが維持されていると、「成長・増殖」活動が制限される

(固める反射、モロー反射など原始反射の影響)

 

 
 
 
 

右矢印右矢印ここで効果的なのが、反射の統合ワークなど、

身体へのアプローチ。

 

 

 

 

 

 

 

【参考文献】

 

発達障害でも働けますか?より 「発達障害は治す」という発想の転換
座波 淳 著

 

 

 

 

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