横浜市営地下鉄「センター南」駅を出ると
駅前はすっきりと整備されたセンスの良さを感じる空間が広がっています。
まずは都築中央公園へ向かいます
最初に見つけたヤマボウシの木に数輪の花が咲いていました。
確か初夏に咲く花?
その近くにハシブトガラスの巣!
ヒナが巣立つまでの1か月くらい、一度しか使わないそうです。
エナガがいましたが…こんな写真しか撮れず
エナガは巣作りが早く、もう始めているそうですよ。(ほかの鳥は2~3月頃)
樹皮をめくるといろいろな虫がいました。
ツワブキの葉の裏にも・・・
クロスジホソサジヨコバイ 黒条細匙横這(カメムシ目ホソスジヨコバイ科)5ー6㎜
ウラギンシジミ 裏銀小灰蝶(チョウ目シジミチョウ科)19-27㎜
ツワブキのすぐそばの木にいた越冬中の個体。
セミの抜け殻もありました。
郵便局の前にあったタラヨウ(多羅葉)の木。
はがきを漢字で表すと「葉書」になりますが、それはこの木の葉のことで、葉の裏に字が書けるので「郵便局の木」と言われているそう。実際に宛先を明記し定型外の切手を貼れば郵送することもできるそうです。
クロガネモチ(黒金餅、黒鉄黐)モチノキ科
別名、フクラシバ、フクラモチ
道路わきの植え込みの中に一本だけニュッと突き出た木。鳥さんが運んだ種から自然に生えてきたようです。この先の運命はいかに・・・
タチカンツバキ(立寒椿)ツバキ科
横張り性のカンツバキに対比して、枝が上に伸びるのでタチカンツバキと呼ばれる。山茶花(サザンカ)を母種としたカンツバキ群の園芸品種。花びらにメジロが止まったかわいい爪痕が多数残っていました。
アキニレ(秋楡)ニレ科
カワラヒワがこの実を好んで食べるそうです。
キマダラカメムシ 黄斑亀虫(カメムシ目カメムシ科)20-23㎜
台湾~東南アジア原産の帰化種
樹名プレートをめくってみると・・・
ヘラクヌギカメムシ 箆檪亀虫(カメムシ目クヌギカメムシ科)11ー13㎜ 5-12月
白い綿のようなものではなく、右上の黒っぽい塊がヘラクヌギカメムシの卵のう。
他にも色々出てきましたが、マクロレンズではないので撮影は断念。
プレート捲りですぐそばの公園になかなかたどり着けず。
やっと見えた( `ー´)ノ公園の階段
様々な種類の植物を教えていただきましたが、覚えきれず
印象に残ったものを掲載します。
テーダマツ(徳達松、火炬松) マツ科
別名:タエダマツ 三針葉の松の一種。葉はチクチクしない。松ぼっくりには棘がある。
カヤ(榧)イチイ科
握りしめるように触れると刺さって痛い。(イヌガヤは痛くない)
セキショウ(石菖 )ショウブ科
池のほとりに群生していた。ビオトープなどに利用される。
キジバト 雉鳩(ハト目ハト科)32-35㎝
留鳥(九州以北。北海道では主に夏鳥)
池の左側の斜面にいた子。ドングリを丸呑みしていた。
ソヨゴ(冬青・戦・具柄冬青)モチノキ科
葉がそよそよと風に「そよぐ」事からソヨゴの名前がついたとも言われてい ます。西日本に多いそうです。
メリケンガヤツリ(メリケン蚊帳吊)カヤツリグサ科
アメリカ原産の帰化植物。
茎を割くと蚊帳のような形になります(割き方が難しい)。
ウラジロガシ(裏白樫)ブナ科
強風で飛んできた枝。葉縁が波うつことや、裏の主脈が鋭角であること、裏面が白い粉で覆われていること、葉が薄く洋紙質であること、鋸歯が鋭いことなどの特徴から見分けます。四国の山間部に自生し、 この地方には古くからこの葉を利用した昔ながらの民間健康法の排石茶として飲用されてきたそうです。
コウヤボウキ(高野箒)キク科
和名は、かつて高野山で竹などの有用植物を植えることを禁じたため、落葉したコウヤボウキの枝を集めて箒をつくったことに由来。
コウヤマキ(高野槇)コウヤマキ科
コウバイ(紅梅)バラ科
キケマン(黄華鬘)ケシ科
オオハナワラビ(大花蕨)ハナヤスリ科
ムベ(郁子・野木瓜)アケビ科
別名:トキワアケビ、ウベ
センダン(栴檀)センダン科
別名:センダノキ(楝木)、クモミグサ(雲見草)、トウヘンボク(唐変木)
古名:アウチやオウチ(楝、樗)
マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)ブナ科
日本固有の常緑広葉樹
イヌケホシダ(犬毛穂羊歯)ヒメシダ科
都市のヒートアイランド現象によって市街地や住宅地を中心に分布を広げているシダ
今回は都築中央公園でした。
次回は、早渕川の野鳥編です。お楽しみに
2024年1月17日撮影