新年
あけまして
おめでとうございます。
昨年中は格別のご厚情にあずかり
心より御礼申し上げます。
皆様の
ますますのご発展を祈念しますとともに
本年も
なお一層のお引き立てを賜りますよう
お願い申し上げます。
………
東京は穏やかな元日。
氏神様に
ご挨拶に詣でる途中の
街路樹のクロガネモチも鮮やか
家族揃って
元気に新年を迎えられることに
ただただ感謝だ…
……が
今朝は
娘のジョンの泣き声で
目が覚めたshimae
布団の中でしゃくりあげる
ジョンを揺り起こし
「どした？なんの夢みてんの？
」
」と、聞くと
「わ〜ん
夢で良かったよぉ〜」
」背中をさすりながら
落ち着かせると
ジョンが喋り出した。
「あのね…
私が病気になっちゃって
病院に行ったら
"残念ながら、余命は明日"
って言われるの
そんでね
博物館に遠足に行って
親友のなー子と
エレベーターで２人になった時
なー子に抱きついて
"私、死にたくないよ…"って泣いて
なー子も一緒に泣いてるとこで
起こされた…
えーん」
」「そっか…。
夢の中でジョンは
なんの病気だったの？」
」「あのね…
身体の中でケが生えて
心臓にも生えて
伸び放題になって
それで死んじゃう病気」
」「……え……
心臓にも毛がはえるの…？？
それって
オマエ…そのまんま…」
」「ちがうよっ！
木だよっ！！木！！
木が生えてきて
内臓がダメになる病気っ！
」
」「あ、そっか…
きっと逆夢だよ。
いいことあんじゃない？
富士山と鷹とナスは出てこなかった？」
」「なにそれ。
出てきたけど？
博物館に鷹の剥製と
富士山の絵と
棒が刺さったナスが展示されてたよ？」
」「おー…
縁起のいい初夢トップスリー
総ナメか
サイコーかよ。」
中1の後半で
『一富士二鷹三茄子』を知った
相変わらずのトボッキー・ジョン
その話を
ジョンのいない時に夫に聞かせたところ
「余命の話はさー
やっぱ、アナタの身体のことが
どっかで気になってるからだと思うよ。
俺だって、そうだもん。
たまに夢見ちゃう
」
」って。
ちょっと驚いて
「そーなの！？
私のこと、心配してんの？
その割には
あんまり親切ぢゃないじゃん
残業続いてもなんも言わんし。」
と、ツッコンでみたら
「そりゃー
仕事やめろとかは言えないよー」
」だそうな
こんな
すっとこどっこい家族ですが
今年もよろしくお願いします。
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