それは
数日前の朝食後…
娘のジョンが朝自習をしている時だった。
shimaeは
後片付けやら
洗濯やらで
席を離れていたのだが
ふと
ダイニングテーブルで
ノートとドリルをひろげ
頑張っているジョンを見ると…
泣いとるがな……
事情を根気よく聞くと
スロースターター・ジョンが
テキストを広げたまま
なかなか勉強に集中できず
ポケラー
っとしていたところ
見兼ねた夫から
「ヤル気がないならやめろよ！」
と、怒られ
『なんで私は集中できないんだろう
』
』と、悲しくなったんだそうな。
……やっている内容を覗いてみたら
秋に受ける漢字検定の過去問で
自分が間違えた漢字の
書取りをしているところだった。
同じ文字を
何回も何回も
書いて覚えるしかない『漢字』
書かなきゃ
覚えられない『漢字』……
……………………
つまんないよねーっ！！！
しかし
他に身につける方法を知らないので
とにかく「書け」としか言えない。
書取りなどの
単純作業を
ひたすらこなすコツ…
shimaeの場合は
１個ずつ
目の前の文字を潰していく…
ってことにつきる。
一文字前も
これから書く文字も
一切見ない…
目の前にある
その一文字だけを
書く！
頭は使わない。
覚えてくれるのは『手』！！
そーすっと
知らないうちに
最後の一文字になるって寸法だ。
そーいったことを
shimaeがジョン
訥々と語っていたら
ドカドカと
大きな足音を立てながら
夫がやって来て
「はい！おしまいおしまいっ！
時間がきたからおしまいっ！
１時間でここまでやれって言ったじゃん！
もうやめろよ！」
……………
「待って。
今、私がジョンと話してるの
」
」やや強めに
夫の割り込みを制したら
「…あっそ！！！
じゃ、オレ、もう知らない！！」
……………
キレよった。
たまにこういうキレ方すんだよなー
ジョンは
基本的に父ちゃんが自分に甘いと
思っている節があるので
時折やられる
親父のマヂギレは
それなりに効果があり…
shimae的には
ちょうど良かったりする
ただ
夫は
彼自身が子供の部分が多分にあるので
キレると長い。
自分で自分を立て直すことが
なかなか難しいようなので
shimaeの方で
手を貸さんといかんのが
ちと面倒なのだ…
ジョンの方は
shimaeが教えた
書取りのコツを実践してみて
サクサクと
ノルマをこなし始めており
あっという間に
書取り以外の問題まで
終わらせていた。
やることすませて
気分もスッキリ！
なんだが…
親父が腹を立てていることは
わかっているので
その日のノルマ達成を
親父に伝えられずにいた。
間違った教育方
『必殺！とりあえず謝っとけ』
を指示し
なぜに親父がキレたのか
その理由を念の為説明し
ジョンの方から
親父に接触するように促した……
が……
ジョンは再び
メソメソしながらshimaeの所に来て
「父ちゃん…
やり方なんかどーだっていいって…
結果しか求めないって…」
」………………
こーのーやーろーぅー
自分の仕事に
そのまま置き換えてみろー…
営業努力はどーでもいい！
売上がすべて！！！
shimaeがそんな風に言ったら
おしまいになるだろーがーっ！
ジョンは
子供と思春期の端境にいて
己の興味と
やらなければならないことの
優先順位がうまくコントロールできない。
時期的なものだけでなく
元来の性格もあるのかもしれん。
その場しのぎの小さな嘘が
どんな大ごとに発展しかねないか
想像する力も弱い。
夏休みに入ってから
ちょいちょい我が家に嵐を呼んでいる。
まだまだ成長過程にあるのだから
焦ってはダメだと
思うのだけれど
ジョンが小さな嘘をついた今日
shimaeも焦り
そして反省した…。
ごめんね…
私がお前をそんなふうに
育ててきたんだよね。
親が育てたようにしか
子供は育たないもんね。
大人になるまで
絶対に
一緒にいるって
約束はできないから
これからは
もっとビシビシ厳しくしたるーっ！
……………
そりゃー
ゴマ次第じゃのぅ……。
にほんブログ村