ビジネス小説版  ああ宇美高校  ~20歳成人式から始まる未来のストーリー~

このビジネス小説版は、2006年頃に、私が書き溜めてあったものです。
第一話から第五話までが当時のまま残っていましたので、世に公開することにしました。
タバコの描写が多いですが、設定としては、1996年を設定して書かれていますので、
どうか最後までお付き合い下さい。第六話から書き進めることも、検討中です。

#4  成人式を終えて

   成人式が開かれ、偉い人達のとてもためになるお話が続き、全てのプログラムを終え、最後に写真撮影となった。各クラスごとに、みんなビシッと決めて、3枚ずつグレー服のカメラマンに写して頂いた。尽誠は2枚目の撮影の時横を向いてしまった(ビタミン討陣が話しかけてきたため)が、まあいいやと思い、それからジュースを買いに建物を出た。
   財布には1万5千円と百円玉5枚が入っており、自動販売機でナイス・コーヒーを1本買おうと百円玉2枚を投入した。その時、後ろから「ちょっと待ちなさい」と声をかけられ、振り向くと道理と調瀬がそこにいた。尽誠は、「何ですか?」と尋ねた。道理は「自動販売機で、ジュースを買わない方がいい。どうしてもの場合は仕方ないが、近くのコンビニで買った方が種類も多く安上がりだ。それに、熱すぎる。君は手袋もはめていないし、むしろコンビニの野菜ジュース(80円)のほうが栄養的にもいいんじゃないだろうか」と答えた。尽誠は困った。(ナイス・コーヒーをただ飲むのに何故悩まなければいけないんだ……)道理は続けて答えた。「缶ジュースには『当たり』と『ハズレ』がある。詳しくは今言えないが、まずはコンビニに行こう。この宇美市の中で我々はビジネスをする。勘憧尽誠さん、とりあえずあなたに Runner 六連代表の一人となってもらう。君はものすごく苦しんだ。私も、ものすごく苦しんだ。共に、ビジネスをやっていこう」
   少し考えた後、彼は「分かりました、会長」と丁寧に御辞儀した。


   と、書きながら筆者は自販機でコーヒーを買った。つづく。


著:志麻流三朗
この作品は、フィクションです。
実在の人物や団体、その他我々の世界とは全く違う、別の星での物語です。
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