ああ宇美高校改訂版  第二話


本気で生きたら汗だくになっちまうなあ。熱いぜ……。


入学式を、不注意によりサボってしまった尽誠であるが、なんとか先生に謝ることが出来た。彼は、1年2組の生徒だ。担任の先生は数学担当の独身男性で、尽誠を叱り飛ばした。尽誠は反省して、謝り続ける。彼は素直なので、反省力というものがあった。


「分かったね、今度から気をつけたまえ、勘憧。君は勉強が出来る人間だからね。特に、数学の成績が物凄くいい」


そう言って、ニヤリと笑う先生である。尽誠が、黙っていると


「ゴホン、これから気をつけたまえ。ではまた」


そう言って、職員室にニヤニヤしながらそそくさと帰る先生である。
尽誠は、許して貰えたので、有り難く感じていた。



ところで、読者の皆様のために説明文を入れます。実は、この世界は地球によく似た別の星のお話なのです。連載が継続出来るように努力します。



場所は変わり、勘憧家。尽誠は自宅で勉強している。罰として、宿題を沢山出されたのだ。ちくしょう!
その時、窓をコン、コン、コンと叩く音がした。だ、誰だ…?
彼は窓をスッと開けてみた。
すると、男がニョキッと顔を覗かせた。

「よう、同じクラスになった、大帝王十徳(だいていおうじっとく)だ。じっとくって呼んでくれ。よろしくなあ」

尽誠は不審に思い、何故自分の自宅が分かったのか聞いてみた。どうも、きさらに聞いたらしい。

「じっさんって呼んでくれてもいいぜ。よろしくなあ。尽誠君。君、数学が得意なんだってねぇ」
「それがどうしたんだよ?」
「俺、数学苦手なんですのよ……。御願いだ、チカラを貸してくださいませ」

結局、そういう用件か…。尽誠は300円を貰い、秘密のコピーノートを渡した。

「あ……ありがとう!!!君はいい奴だ…。末長く友達でいさせてくださいませ」



尽誠は、十徳と話し終えて別れた後、300円を持って近くのコンビニにジュースとパンを買いに行きました。