停電の夜に 『停電の夜に』
ジュンパ・ラヒリ (著) 小川高義 (訳)

ロンドン生まれ。両親ともカルカッタ出身のベンガル人。幼少時に渡米し、ロードアイランド州で育つという経歴を持つインド系女性作家による瞠目のデビュー短篇集。
今いる場所になじめない人や、本来自分のいるべき場所を遠く思う人たちの寂しさや悲しさが、しっとりと心に沁み込んできます。

★★★★★★★★☆☆

テンペスト下 『テンペスト 下』
池上永一 (著)

上巻に比べ、若干パワーダウン。次々巻き起る困難を主人公が乗り越えていくという流れがパターン化してしまい、上巻のドキドキ感が薄れてしまいました。
しかし、我々は当たり前のように沖縄を日本の一部とみなしていますが、こうして考えてみると、つい最近まで別の国だったんですよね。

★★★★★☆☆☆☆☆

テンペスト上 『テンペスト』
池上永一 (著)

ライトノベルはと呼ばれるジャンルは普段敬遠しがちなのですが、辛口書評家の大森望さんが本年度No.1と大絶賛するので読んでみました。分厚い本なのですがスイスイ読めます。

★★★★★★★☆☆☆
婚約の後で 『婚約のあとで』
阿川佐和子 (著)

大好きな阿川佐和子さんの小説。テレビタックルの司会やエッセーに比べ、小説家としての一面はあまり知られていません。結婚を前にした7人の女性の物語。小説の随所に阿川さんの育ちの良さや人柄の良さが顔を出し、文学にある種のダークネスを求める方には物足りないかもしれません。
特に女性に薦めたい作品。

★★★★★★☆☆☆☆
TheRoad 『The Road (ザ・ロード)』
コーマック・マッカーシー(著), 黒原敏行(翻訳)

2008年度アカデミー賞最多4部門を獲得した「ノーカントリー」 の原作者の最新作。何もない。何も起きない。それでもページをめくらせる力があります。

★★★★★★★☆☆☆